子供二人中学受験させる時 親の年収600万でも大丈夫?
『うちの子も中学は私立に行くのね』なんてぼんやりかんがえているのが、塾に行き始めた頃です。
おそらく中学受験の準備のための塾は小学3年生の3月から行くことになると思います。
というのも前年の中学受験が2月までに行われ、塾の新学期は、小学校より1か月早いからです。
その時点では『我が家は経済的に大丈夫』と考えて始めたものの、いざ始まってみると意外なほどお金がかかることを今回お話します。
目次
子供二人中学受験させる時の親の年収は
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は二人の子供を私立中高一貫校に通わせている専業主婦です。
塾に行き始めた頃、その塾によって金額の違いは大きくありますね。
やはり大手や、厳しいと噂のある塾は金額が高くなります。
ですが、本当に中学受験をするかわからないから、個人的な塾にしようかと考えている家庭もあると思いますが途中で大手に変えようと思ったとしても、カリキュラムが全然違うのでそれはできないと考えておいてください
実際は1科目がいくらとなっていますが
- その前に入学金が20,000円
- その後で4科目が20,000円
- 教材費17,000円
などと銀行から引落なので、なんとなくその流れのままに支払ってしまいます。
中学受験を中学だけで考えない
この金額は日能研の大まかなものですが、他の手厚い・豪華な塾に入ればさらにあがります。
そして一番気が付かないことは夏期講習や冬期講習などの特別講座の費用が入っていないことです
4年生の時は普通に塾に通っているくらいの金額ですが、5・6年になると家族で近場の海外旅行に行かれるくらいの金額になります
私自身も上の子が5年生の夏期講習の時の金額が10万を超えたことに驚いて他の子供達が通うのを知りつつやめました。
しかも
- 5年生になれば25,000円
- 6年生になれば30,000円
と授業料もあがります。
そして極めつけは6年の夏期講習です。
約20万円ほど支払うことになるので、もう一か月分の生活費が全部塾代に変わってしまうようなものになります
なので私立のまえの塾代というのも必ず計上しておかないとなりません。
行かなかった夏期講習
40代の平均年収は約500万円ともいわれていますがそれを基準として考えると、我が家は平均よりは多い家庭となります。
ですが夏期講習には参加しませんでした。
というのも、あまりの金額に驚いて『うちは夏期講習をやめよう』ということになったのです。
ただ、こうやって特別講習を受けなくて大丈夫な塾とそうではない塾があります
それは夏期講習の間にも、授業のままの形で先に進んでしまうスタイル塾です。
そういった場合は夏期講習だからといってやめようということはできないことになります。
そのあたりのことも塾を選ぶ時に気にしておくことをおすすめします。
塾のない夏休みに、わが子は他のお友達が夏期講習に通っている中、学校のプールなどにも行っていましたが、それで不安にならないわけではありません
夏期講習では、難しくてわかりづらかったものや、普段の授業で抜けてしまったテキストをしていました。
なのでファイルした1学期分のテキストの問題をもう一度解いてみることをして、夏休みを過ごしましたが、この夏期講習に参加しなかったことが、その後の成績に大きな変化があるということはありませんでした。
ただ長い夏休みの間に学校の宿題も終わっているので、その分の勉強として家でテキストをやり直したということです。
ですが夏期講習を5年生だけいかないといっても、それは経済的に考えればその後にかかるお金からみてもほんのわずかです
それ以上に6年生になると、どれだけお金がかかるかわからなくなります。
1ヶ月の月謝30,000円
1ヶ月の教材費20,000円
夏期講習と冬期講習で350,000円
その時は、上の子だったのでなにもわからずその金額を出して来ましたが、塾にお金を出しても私立中学に受かれば、さらにすごいことになります。
受験にもお金がかかる
やはり第一希望の学校に入りたいものですが、そこ1本では危険ですよね。
ということで複数の受験をしましたが、我が家は2人とも3つの学校の受験手続きをしていました。
その受験料がまた1校につき2~3万円かかりました
中学受験では受けた次の日かその次の日にすぐに結果が出るものです。
なので第一希望に受かれば他の試験には行きません・・ということは受験料だけ払って試験は受けずに終わったことになります
では、どれくらいお金がかかるの?
我が家では3年間の塾代で約230万円ほどかかりました。
ですが私立に入ったから、これで終わりということはありません。
そこでは
- 制服
- ジャージ
- カバン
- 学校で使う電子辞書
など学校単位で揃えるものが近くのお店で買うよりも高いものになります
しかも中学生は一度用意した上履きやジャージも足が大きくもなる、身長が伸びるなどで変えなくてはならない事態もあります。
さらに、地域の中学なら徒歩での通学ですが私立は電車での通学になるので定期券が必要になります。
我が子の通っている学校は、二人ともに校則がないようなところなので帰りに好きなところに行くのも自由です。
なので帰りの買い食いや遊んで帰って来ることも当たり前になります。
中学受験に必要な親の年収って?
通帳に蓄えがあるから大丈夫かな・・なんて思い中学受験をして入学した中学です。
中学生のころは、まだ経済的に大変だと思うことはありませんでした。
それまでの貯金でなんとかなります。
それがじわじわと危機感に変わってくるのが高校生くらいからです。
我が家は3才違いなので同時進行で中学1年、高校1年と重なります。
すると新学期に用意するものが一緒になり、文房具から学校に背負っていくリュックから、すべて同時に買うことになります。
この3才違いは周りでも結構多いです。
そして中高一貫校なのだから高校は入学金がかからないと思われるかもしれませんが、しっかりと同じ学校に通うのにも入学金が必要になります
例えば高校からも入学してくる生徒さんたちがいるという場合はなんとなくわかる気がします。
上の子の学校は、高校から入学してくるお子さんもいます
そして下の子は典型的な高校からは入学できない中高一貫校でしたが同じく入学金が必要でした。
私立中学で母親が仕事をしている場合
下の子が中学に入学すると、仕事を始める母親は多くなります。
ただ私の周りでは、そんな母親の仕事がプロフェッショナルな人が復帰するという感じでした。
それは
- もともと帰国子女で英語を教える
- 薬剤師で復帰する
- 看護士で開業医の夫のサポート
- 開業医の夫の経理の手伝い
など、そんな感じです。
私立中学で母親が仕事をしている人は子供の教育費のためにというよりかは空いた時間にお手伝いをしているような感じにみえました。
中学受験 年収600万はちょっとキツイ
よく年収の話題で年収が1000万なら大丈夫などという話がありますが、子供が二人いて、塾からはじめて同じことを兄弟で同じようにさせようと思うとそれでも正直大変です
まして平均的な年収の500~600万円という中で二人を私立に行かせるのは、おそらくどこかの時期で『うちは大丈夫なのだろうか』と不安になる時がきます
教育費は家のローン以外に一番かかるものです。
最初が大丈夫だからこのまま大丈夫ということは、まずありませんし、どこかでツラくなります
ただ、おそらく私立中学に行くようなご家庭は、それまでに別のところ(例えば家族旅行など)でお金を使っていたことが多いのではないでしょうか。
その部分を全部教育費に変えるということで、おさまりはつくように感じています。
まとめ
私立中学は給食のところは、ほとんどなくお弁当です。
もう何年お弁当を作り続けているのだろう・・とため息が出るようですが、そのお弁当箱や水筒など季節ごとにも用意が必要です。
しかも必ず帰りに買い食いしてくるのでいつも『お金ちょうだい』とお経のようにいってきます。
なのでこの時期は、お金が出ていく時期と割り切ってその後に貯金したり自由にしようと考えた方がいくらか気持ちに余裕ができますよ。