中学受験の塾に電車通いで帰りが遅い・・でも送迎できない時は
中学受験のために塾通いをしていると、どうしても帰宅時間が遅くなってしまうので心配ですよね。
特に塾の新年度は3月ですから、真新しいNバックを背負って電車に乗っているお子さんも見かけるようになります。
そのお子さんが、もし新4年生だとしたら、3月現在ではまだ小学3年生になりますね。
また新たな年の受験が始まるのだなと思うのと同時に、3年生という本当にまだまだ小さなお子さんが夜の9時を回ってから電車に乗っている姿を見ると親御さんは心配しているだろうなと感じます。
今回は、中学受験の塾に電車で通うようになってから帰りが遅いので不安だったことと、毎日は送迎できないので悩んだことについてお話します。
中学受験の塾に電車通い
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
日能研では塾が終わって身の回りの片づけをして、電車に乗って帰って来ると、大体9時15分以降となります。
時間帯だけを見て考えたとしたら、小学生がこの時間帯に駅にいることは不自然なのかもしれません。
小学校では『○時までには家に帰りましょう』という約束事があるかと思いますが、その時間などには程遠く、冬は冷たさで手がカチカチになるほどの寒さの中で電車に乗り込みます。
塾そのものはどの塾を選んだとしても割と駅前に密集していますし日能研では電車で帰る場合、駅の改札まで教務の担当者が引率してくれます
と、塾側はとても配慮されているのですが、問題は自宅の最寄りの駅に着いてから家に帰る道のりではないですか。
Nバックはとても目立つので、塾の帰りとすぐわかる子どもがサラリーマンに混ざって1人で歩いているのを見かけることがあります。
高学年になると男の子は、自宅がちょっと駅から離れたところでも1人で普通に歩いている子どももいますよね。
ですが9時を回っているのですから、お父さん方と同じように電車に乗り、同じように歩いている姿は、他人事ながら心配になります。
塾の帰りが遅い
塾の帰りが遅いと心配なので私は塾に入る時に子供にdocomoのキッズ携帯を持たせました
docomoが提供している子ども用のスマホやケータイにはイマドコサーチというものがあるので、そのイマドコサーチによって子供の場所を確認していました。
これは塾だけの登録ではありませんから、どこかに遊びに行った時にもとても便利に利用することができました。
最近ではスマホを持たない小学生にも
- 駅に入った時
- 駅を通過した時
- 塾に入った時
- 塾から退出した時
など、大まかな位置を知る事ができるアイテムもあります

どこ・イルカminiを使えば、月額1490円で子どもの今いる時点でのある程度の動きを把握することができます。
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また、ママ友のご家庭では『携帯電話は中学生から』という方針だったのですが
- 何も持たせないのは不安だということ
- せめて緊急時には連絡がとりたい
ということからGPSで位置情報検索ができて緊急時にはメールや電話ができるアルソックのまもるっくを利用していました
この、まもるっくは月額2000円(機器を購入すれば月額1100円)となっているのですが、いざというときに押せなかったとしても内臓のセンサーで自動で通報してくれるので心強いとママ友は言っていましたよ。
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また9時台の電車に4~5人で電車に乗って来る子は、塾での勉強が終った解放感や友達と話せる楽しさで駅という公共の場所であることをついつい忘れてはしゃいでしまうことがあります。
よく塾側からの連絡がくるのは『電車でふざけていて苦情が来ている』など、そういったマナーを注意するものです。
元気で遊びたいさかりの子どもが静かに電車の中にいるということも、なかなか難しいことですが疲れて帰っている大人たちにとっては、迷惑な存在となり塾に苦情が入ります
そしてしばらくは大人しく電車を利用するものの、またいつものような元気一杯になってまた苦情が入るといった繰り返しが起こります。
もちろん電車の中で騒いだりすることは、してはいけないことです。
ですが一緒に帰る友達がいるというのは親にとっては安心できることなので痛しかゆし・・というところでしょうか
塾の送迎ができない時
いくら4~5人で一緒になって電車に乗っていても、時間は9時を回ります。
私は安全のために携帯も塾に登録していましたがこんな遅くに我が子(女の子)が電車に乗るのは、やっぱり不安に感じていました
それは子供が塾に行くことになった時に、一番に気になる点でもありました。
でも毎日は塾の送迎ができません。
ですから同じ小学校で日能研に行っている女の子のお母さんたちと連携して毎回塾まで車で送るサイクルを作りました。
といっても人数が集まって4人はいたので1週間にしても1日か2日の送迎です。
毎日通う塾に毎回車で送迎はできないという悩みがあり、協力しあっていました。
こういった風にLineで連絡を取り合って5年生まで送迎を続けていました。
こういった気さくなやり取りができるのも、地域にたくさん私立中学を希望しているお子さんが多いということと、ママ友同士が子どもの学校のことや、塾のことに踏み込まない良い人ばかりに巡り合えたことがあると思います。
ただ6年生になるとそれぞれの目指す学校によってコースが分かれてしまうので時間も合わなくなり同じ授業の終わる日のみになりました
まとめ
全国のかなりの場所に日能研はありますが、場合によっては近くの日能研ではなく自宅から時間がかかる日能研がいいと思うこともあるかもしれません。
それは塾が志望校を意識し、その学校の最寄りの駅にクラスを設定している場合や、自宅の近くの塾は小規模でお子さんの学力の位置がわかりにくいなどそれぞれに事情もあります。
電車で通うような遠くの塾を選んだ時、親御さんができることは、やはりいろいろなGPS機能を使い本人が今いるところを把握することと、できるだけ駅からの迎えに行くことだと思います。
駅からの迎えが毎日となると塾に合わせる生活を強いられることになります。
それに伴い家族の生活リズムも変わり、この3年間が塾を中心としたものになります。
私のように運よく地域に一緒に塾に行くお子さんがいたということでそういった負担が回避できる場合もあります。
ですが、そのまわりにいる家族も全員が何かの形で受験に巻き込まれることは仕方ないことかもしれません。
(;´∀`)