中高一貫校でも内部進学できない!成績不振や高校から転校する時
中高一貫校は高校受験がありませんが内部進学できないケースがあります。
では、学校側はどうやって中学生の生徒を高校へ進学させるのでしょう
学年全員で一斉に同じ試験を受けさせるのでしょうか。
今回は、中高一貫中学での成績不振や高校から転校する場合のお話をします。
中高一貫校でも内部進学できない時
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
中学受験のために小学4年生から塾に通い必死で勉強したのだから、私立中学に合格さえすれば安泰だと安心している親御さんも多いのではないでしょうか
私もそう思っていたのですが、本当のところは違うのです
脅かしているみたいですみません
(´・ω・`)
でも、上の子の時も下の子の時も本当に高校に進学しない・できない同級生が存在しました。
その理由も人数もそれは学校によって様々ですが、実際高校へ進学して『○○くん、他の学校に行ったの?』と子どもに尋ねると『うん』と普通に返事をしました。
ですが子どもは中学の時点で、もうそのことを把握していました。
では、どんな場合に内部進学で高校へ行かない、もしくは行くことができないのでしょう。
中高一貫校で成績不振
まず成績不振で落とされて高校へ上がれないケースです
日頃の定期テストで成績が著しく悪く、さらに単元ごとの小テストも点数が取れないという生徒です。
その生徒が真面目で出席日数が十分に足りていても成績が足りなければ、まず保護者が呼び出しをされます。
これは1年生の時から、成績があまり良くない生徒の保護者には電話があり、指定された日にちに子供と学校に行って説明を受けます。
そして次の学期にはどの教科を重点に成績を上げるようになどの指示を受けます
それが1年生の時から続いていて、3年生になった1学期もあまり芳しくない様子ですと、また面談があります。
その時ももちろん3者面談です。
そして保護者と一緒に座っている生徒に向けて警告がなされます。
高校へ進学するのに赤点になってしまうと、もうアウトなのですがそのまえに青点と黄色点という段階があります。
この青点と黄色点は、なんとか高校に行くことができる成績のギリギリを表します。
とりあえずホッとすると思いますが勉強方法など一度きちんと見直しに入らないと、次は大変なことになります
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例えば、高校野球などを見るとよくわかるのですが日大○○校、東海大○○校と、日本全国に学校が点在していますよね。
こういった学校はエスカレーター式の付属中高です
エスカレーター式の付属中高を選ぶ理由はご家庭によって様々ですが、もう高校・大学の受験勉強をしなくてもいい、受験勉強以外のやりたいことができる学生生活を送ることができるということも大きいと思います。
ですがこの付属中高の学生が全員大学まで入ることができるかというと決してそうではなくむしろ付属の系列校を何校も持っている学校ほど難しいものになります
付属の系列が多い場合や校難関校などには内部進学できる人数の枠に限りがある場合が多く、日大や東海大などのマンモス付属校は、こういった現象はよくあることなので珍しいことではありません。
これは高校から大学進学の話ですが中学から高校進学のへの話も同様にあります
中高一貫校で高校から転校
成績不振で落とされて高校へ上がれないケースの他に別の理由で高校から転校する子もいます。
それはサラリーマン家庭が一番に当てはまると思われますが父親が会社で異動があり転勤になってしまい、どうしても転校しなければならなくなってしまうケースです
多くの場合は父親が単身赴任を選ぶことが多いのですが、家族一緒に生活を共にしていきたいと望むご家庭もあります。
そういった時は区切りのいい、高校へ進学する時に転校していきます。
転校することになった場合でも比較的キリスト教の中高一貫校などは、学校側に相談すると父親の赴任先に一番近い提携している学校を紹介してくれる場合があります。
この場合は、現在通っている学校と今度通うことになる学校との学力のレベルが同じくらいのところを紹介してくれますから、簡単な面接と達成度テストで転入できることが多いです。
その学校が高校からも受け入れている場合は、新しい学校へ転校していったとしても同じように新入生がたくさんいるわけなので、それほど馴染むのが大変ということではないようです。
その他にも中学の時に運動部で頑張っていた生徒が別の高校に推薦で入学する場合もあります
そうして、実際に春になって高校の入学式に『○○ちゃんがいなかった』ということがありました。
子どもはSNSなどで瞬時に、保護者には後から知られていきます。
その生徒が成績の問題で学校を去ったのか、それとも自ら決めたのかはわかりません。
なかには中学校に入学してから自分の思い描いていた学校と違っていたと感じ、それを押し殺してそのまま高校に進学できないと思い詰めてしまうお子さんもいます
おそらく決心するまでには、学校側とご両親との間でたくさんの話し合いが行われたと思います。
それでもこの学校を出たいという気持ちが強ければ、学校を辞めていき自分にあった高校へ入学していきます。
ある知り合いとお子さんも同じようなことが起こり、それまでずっと私立に通っていたのをやめて公立に切り替えました。
それまでなんとなく元気がない様子だった知り合いも気持ちの整理がついたようで、親子ですっかりあたらしい高校へ馴染んでいました。
まとめ
きっとこの学校に行けば、楽しく有意義な学生生活を送れると思い、その私立中学を志望校に選んだご家庭がほとんどだと思います。
ですが、もし子どもがあまり楽しくなさそうに見えたり、成績が思わしくなく辛い思いをしているとしたら、その時点で一度止まって見ることも必要なんだと思います。
親は、こうなって欲しいと願いを込めていろいろなことをさせてきたわけですが、本当にその舞台に立っているのは、お子さんです。
長い人生の中では、思い通りに事が進まないことの方が多いです。
その時にできることを親が一緒に考えてあげることが大事ではないかなと思っています。
(`・ω・´)ゞ