私立中高一貫はお金持ちばかり?学費はパートで払える?学費以外の費用は
5年生くらいになると各私立中学で開催されるオープンスクールというものがあります。
そのセミナーに参加すると、その私立中学の中を見学することもできますし理事長からのお話があり資料などももらえます。
そうやってだんだん自分が行きたい中学が絞られてくると、気になるのがその学校に通っているお子さんたちのご家庭の経済状況ですよね。
一般的なサラリーマンのご家庭なら特に気になるところかもしれません。
今回はそのあたりのお話をします。
私立中高一貫校はお金持ちばかり?
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は二人の子供を私立中高一貫校に通わせている専業主婦です。
我が家は、夫婦そろってこの地域の出身ではありません。
ですから、こんなにも中学受験が盛んな地域とは知らずに引っ越してきました。
なので本当になにもわからないまま、特に上の子の時には右も左も分からずに入学してしまったという感じなんです。
入学前の学校説明会が開催され、新入学生の保護者さん達が一同に集まった時の保護者の方の身に付けているものでその私立独特の雰囲気に気が付きました。
私のような庶民ならせいぜいバックなどをブランド物にするというのがおしゃれの精一杯なんですよね
それが集まっている人たちの何割かの保護者さん達はバックだけではなく、スーツから靴まで全部マークの入ったブランド物を身に付けています。
そういった保護者の方を何人も見ました。
おそらく初回の学校行事ということもあり、みなさんきちんとした格好をして参加したのだと思いたいのですが、そうでもありません。
無理してブランド物を持っている人達とは全然違うのです
誰もがお金持ちに見えるマジック
普段から普通に身に付けているとこういう『こなれた感』になるのだと改めて思いましたし、そうなってくると自分が大丈夫なのかが気になってきます。
ですがそういった本当のお金持ちの人は大抵『下から上がり』と言って幼稚園からずっとこの学校にいる人達がほとんどです
中学校になると私のような庶民派の人数が大幅に多くなるのでブランド物を身に付けていなくても浮いたりしませんし、しっかりとした服装をしていれば特に問題はありません。
ただこれは本当に余談になりますが子供の中学の卒業式の日に、百貨店にも1つか2つしか置いていないあのエルメスのバッグが、保護者の荷物置き場に何十個も列になって並んだのにはさすがに驚きました。
私立中学の学費はパートで払える?
我が家の場合は下の子がまた同じように中学受験が続き、まったく同じ塾に通っていたので仕事にでるということはありませんでした。
ですが入学したお子さんが下のお子さんの場合は仕事に出る人もいます。
ただ仕事に出ると言っても過去やってきた仕事に復帰するという人が多いです。
もともと資格を持って仕事をしていたけれど子育てのために専業主婦になり、それをまた始めるといった感じです。
その職種は
- ご主人の経営のサポート
- 病院のサポート
- 大学講師
- 薬剤師
- 看護師
- 塾の講師
などプロフェッショナルな方が多いです。
時間的には、子供は地域の中学校に通うよりは遠距離通学となりますし、クラブに入ると家にいる時間がほとんどなくなります
それで仕事に出ようと思えば出ることはできますが、パートとして働くとなると税金などの制限もあります。
もうすぐ消費税が上がることも決まっています。
働いても入ってくる収入はパートだと限られているので基本的にはパートに出るというのは、生活費の足しになるくらいのことで終わってしまうような気がします
母親がパートに出て仕事をしても、それでは私立の学費の全部は賄えないのが現状ではないかなと思います
中学によっても違う
中学に入り、クラブ活動などをすると保護者の昼の懇談があります。
これは毎学期ごとですが、先生も参加して食事をしながら話をします。
その食事の金額が普段に友人とのランチの金額よりもちょっと高めになり、さらにその時に合わせて着ていく洋服なども気になります。
なので一回の食事会ごとにそれように合わせて用意が必要になりますが、これは中学によって違います
下の子の中学ではPTAが主催するお食事会や手芸会があり、そこで作ったものがバザーの一部になりますし、役員の方が吟味した食事で先生と話をします
こちらもお土産に焼菓子などがありますが普通のランチよりも高くなります。
そしてここでもやはり普段着で参加というわけにはいかないので、洋服は事前に用意しておかなくてはならなくなります。
ということで地域の公立中学と私立中学の決定的な違いというのは、公立になると参観もほとんど来なくなってくるものですが、私立は欠席する方が少なく親御さんが熱心ということにつきます
その時に私のようによそから来て何もわからない、言葉も違うというような感じだと自然にいろいろ教えてもらえます。
私立中学に来ているだけあって、母親ももちろん勉強熱心です
しかもお兄ちゃん・お姉ちゃんがいる場合は、その経験があるのでいろいろと大学受験についても教えてくれます。
基本的にみなさん、良い人ばからいでギスギスした感じはありません。
また同じ沿線に保護者の人がいると帰り道が同じになるので、母親同士の交流が生まれたりもします。
私立中学で学費以外にかかる費用
私立に行ったら、学費以外のお金も同じ分か、それ以上かかると思っていいと思います
例えば下の子の学校では休みになると自由参加型の
- 登山
- スキー
- 留学
など泊りがけで参加する行事がたくさんあります。
子供は友達同士で約束してきて、ほとんどのイベントがくじ引きになるくらい人気です。
また子供は2人ともプロテスタントの学校に通っていましたのでボランティア活動も盛んです。
さらに多方面から友達が学校に集まって来るので、休みになると『〇〇ちゃんちにお泊りしてもいい?』ということや『〇〇ちゃんちに遊びに行く』ということが多くあります。
そういう時に子供もわかっているので手土産のことを言ってきます。
お呼ばれして何も持たずに行くことはありませんが、簡単な手土産というわけではなくちゃんとした百貨店のデパ地下にある有名なお菓子を買って持たせます。
こういったことも私立に通っていることならでは、かもしれませんので学費以外にかかる費用にカウントするとかなりの金額がかかることになりますね
まとめ
私立に行くと、公立では出さなくてもいいお金もたくさん出ます。
学費以上に他の付き合いや、行事・クラブにかかる金額など想定外なことばかりがおこります。
それでも本人や周りの子供達は本当に生き生きと楽しそうに学校生活を楽しんでいます。
本人が楽しいのならそれで、と親は納得しています