中学受験の成績が上がらない小学6年生が偏差値10上げるには?
子どもがどんどん成長するにつれ、親の言うことをそのまま受け入れてくれることは少なくなります。
そして特にナイーブになるのが受験まであと1年もない、と子どもが焦り出した時期にあります。
勉強させて成績を上げたいと思う母親に対して、反抗期の入り口にいる子供は、何かに付けて突っぱねてきます。
家庭の中で受験を控えた子どもと常に接していかなくてはならない母親は、やりづらい日常となります
その中で、子供が勉強に集中して学力をアップさせるには、どうしたらいいのでしょう。
今回は、中学受験の成績が上がらない小学6年生が偏差値10上げることについてお話します。
中学受験の成績が上がらない
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
中学受験の成績が上がらないのは6年生までの達成度と大きく関係があります
4年生から中学受験の塾に通い始めて勉強をしてきたら、6年生の最初の時期には新しく勉強する部分はほとんどありません。
その後の期間で成績が上がるかどうかは、いかに基本が定着しているかにかかっています。
なのでしっかりとそこまでの勉強を確実に自分のものにしていれば、そのあとに続く応用問題で難しそうな問題がやってきても、ちょっとしたヒントで問題を解くことができます。
我が家の話ですが、子どもたちは塾に行き、なんとなくその時間を過ごして帰ってくるといった感じでした。
カリテの順位で席が毎週変わることも4年生からの繰り返しなので『カリテの内容が今回は悪かったから席順が下がった』という危機感も、いつしか薄れていき、意識の高いものではありませんでした。
(;´∀`)
焦ったり心配になるのは親の方ばかり・・なのは、どのご家庭のお子さんでも多少はあるかもしれません。
そしてまだ小学生ですから、自分に1番合う中学を目指そうなどという感覚は、おそらくほとんど持ってなかったと思います。
それでも目指そうとする学校名を挙げるのは、家庭で親たちがそういう風に言っているから・・という部分が大きかったからだと思います。
小さい頃から頭が良くなんでもわかるお子さんもいらっしゃるとは思いますが、ほとんどのお子さんは私立中学を受験するために塾に通っていることはわかっても、どうしてその中学がいいのかを完全に把握している子どもは少ないのではないでしょうか。
そんな時に『成績が下がるから勉強しなさい』とか『カリテの席順が下がったじゃない』と結果をみて子供に当たると、本人もイラっとします。
だって自分の成績のことなどは、十分過ぎるほどわかっているからです
そして親が『勉強しなさい』と子供の機嫌が悪い時に一言でもいえば、かなり逆効果になってしまいます。
子供を焦らすような小言を言っても急に本人の成績が上がるということはないのですね。
中学受験 小学6年生の成績
中学受験に向けて勉強している小学6年生は、1学期の間は本人が一生懸命に頑張っている様子がわかれば、そのままでいいと思います。
成績は上下しつつも一生懸命に取り組んできた子は夏休みを超えると急に成績が上がり、目指している中学に少しずつ近づいてくるようになります
夏休み明けあたりから、これまでそれほどいい成績とはいわない状態だった子でも、積み重なった基本がまとまり出すと成績がぐんと上がってきます。
そしてなんとなくいい成績が取れて、細かいところまでやってこなかった子と、成績が逆転し始めます
成績が上がっていく子は、そのまましっかりと頑張って行けば私立中学に合格していき、何かが欠けたままで勉強してきた子は、成績の伸び悩みを見せます。
中学受験 偏差値10上げるには
では6年になってからでも偏差値をさらに10上げるには、どうしたらいいでしょう
まずは、どの部分が苦手なのかをはっきりさせることです。
塾での勉強で、自分の子供の苦手部分がわからないという親御さんは4月の段階で塾での面談をお願いすることをおすすめします。
できれば本人も一緒に話を聞くのが効果的です
親に言われるとどうしても反発したい気持ちになるこの時期は、第三者の意見を聞く方が、より本人にわかりやすく、かつ自分では見つけられなかったできない部分がわかるからです。
塾の先生はプロですから本人のこれまでの資料があれば、その子の学習内容の傾向がすぐにわかります
算数などはレベルの高い中学を目指すとなると、それだけで難問の連続です。
その上で難問が連続して取り上げられる前のゴールデンウィークにはこれまで本人に苦手意識があった分野を、できるだけ重点的に勉強する必要があります
もちろん1人で頑張って自宅で勉強することもできますが、わからなすぎて中途半端になってしまうと本末転倒です。
苦手部分の克服だけでも、親が(指導できるなら)つきっきりで勉強を見たり、通っている塾の個別指導をお願いしてみてはどうでしょうか。
今は自宅にネット環境があれば家に来ない家庭教師と完全1対1で苦手科目や課題に合わせてもらった勉強をするという選択肢もあります。
苦手分野になるほど、教えてもらったことが出来た時の達成感は大きくなります。
まとめ
小学生はまだ子供ですから、気分によってコロコロ変わる本人と向き合っていくことは親としても大変です。
ですがその気分が乱気流する原因で大きく占めるのが受験という重圧だとすれば、子供が頑張って問題が解けるようになることで少しは解消されます。
ですが結局のところ合否が出るまでは、みんな一喜一憂です。
6年で成績を少しでも上げたいと思ったらGWはとても重要な時間に変わります。
そのゴールデンウィーク中にこれまでの単元を完璧にすると、ゆっくりではありますが徐々に成績は上がっていきます。
(`・ω・´)ゞ