中学受験の学校選びはいつから?私立中学の学校説明会のポイントは?
中学受験のために塾に通っているとクラスメイトの中には、お兄さんやお姉さんがいて、すでに私立中学に進んでいるというお友達もいます。
そしてクラスもだいぶ安定して定着し始めると、いろいろと知っている友達があれこれ教えてくれるようになります。
例えば学校見学の事や学校説明会、お兄さんやお姉さんが通っている私立中学のことです。
今回は、中学受験の学校選びはいつから開始すればいいかという疑問や私立中学の学校説明会のポイントなどについてお話します。
中学受験の学校選びはいつから?
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
例えば『お兄ちゃんが灘中に行っている』とか『甲陽学院に通っている』というお友達がいる女の子の場合は『男子校だからウチと関係ない』と思うかもしれませんが実際そんなことはありません
というのも、その親御さんは中学受験が2回目(とか3回目)となりますから、かなりの知識を持っています。
そしてそういったご家庭のお子さんはオープンスクールでの学校見学や学校説明会など、行けば学校選びに役立つような行事に他の子よりも早く行動する傾向があります。
もっとも多いケースは、兄弟で同じ学校を選び、その私立中学と高校に進学するパターンで、話を聞いてみるとたいていは『すごくいい学校で下の子も通わせたいと思ったから』という意見が大半を占めます。
- 兄・姉がすでに通っている
- 近所のお兄さん・お姉さんが通っている
という人に中学校の生活を聞くことができると、本当の私立中学を知ることができるので、とても参考になります。
本来なら、なるべく自分の意志が固まってからオープンスクールや学校説明会に参加する方が、子供の頭の中で学校選びのイメージがしやすいものになりますが6年生になると学校の勉強と毎日の塾で、日にちに合わせることが難しくなります
なので行くとしたら5年生の時に行われるオープンスクールや、学校説明会に参加するのが無難です。
中学受験での私立中学の学校説明会
私立中学選びに欠かせないのが実際に足を運んで学校内の生活を体験する学校説明会やオープンスクールです
オープンスクールの際にはクラブに所属している生徒も参加するので、その学校に通っている生徒たちがどのような感じなのかということもよくわかります。
学校によっては、その学校のクラブに全国的に強い吹奏楽部や合唱部があるとステージ上でのミニ演奏会を開催してくれる学校もあります。
そういった場面でもいかに先生方が熱心な学校なのかがわかります。
また科学の実験を目の前で見せてくれたり、クラブに連れていってもらい一緒に活動する時間も設けられています。
その時に先輩方が優しそうだとか、先生が面白いとかそういった一部分ですが触れることができます。
子どもには、なにかひらめくものがあり、どのご家庭でもオープンスクールに行った日の夕食の時などに『ここの学校にする!』と言い始めることがあります。
我が家の二人の子どもは、学校の内容というわけではなく、ただただ学校の建物が素敵だったからという全く学校の内容などは理解しないままその学校に進みました。
それは他のご家庭からみると大変危ういものに感じるかもしれませんが、学校の建物が素敵でその学校に毎日通いたいと思うことで受験勉強を頑張ることができ、入学してからは学校へ行く楽しみが生まれたようでした
実際に2人とも(インフルエンザは出席停止なので)ほぼ皆勤で中学を通っているので、学校の授業は欠かさず受けています。
中学受験の学校説明会のポイント
実際に中学校に入学した後に『思ったのと違った』ということは大小さまざまあるかもしれません。
その『思ったのと違う』ことを少しでも減らすために、学校説明会のポイントとして勉強面に関してはどのような取り組み方をしているのかをできるだけ確認する方が良いと考えます
どの親御さんもせっかく私立中学に通わせるのだから、しっかりと勉強して大学もレベルの高いところに行って欲しいと思う気持ちは誰もが持つものではないでしょうか。
中にはスパルタ式に厳しく勉強をさせて、塾並みの宿題や放課後の補習もしっかりある私立中学もあります。
その私立中学を全国的に有名にするのは生徒の進学実績にかかっているといっても過言ではありませんから、進学実績が良いほどレベルの高い子供を確保することができます。
ですから塾や予備校に頼ることなく学校でしっかりと勉強を見てくれるという学校説明会での話を聞けば、親御さんも『もうたくさん塾代を払って私立に行くのだから、そっちの方がいい』と思うかもしれません。
ですが実際に行くことになるお子さんが、そういった勉強の進め方に馴染めないといったこともたまに起こります。
中学受験をして入学する私立中学では
- 先生に課題を出された方が成績が上がっていくタイプ
- 自分で勉強しようとするタイプ
に分かれていきます。
それは子どもたちの自覚と意識が高いということもありますし、勉強のできる子ほど自分のやり方で勉強をしたいと思う子も多いからです。
いくら気に入った私立中学だったとしても、実際に通い出すと親御さんの思い描いていた理想とは、かなり違うこともあります。
最終的にどの私立中学を選んだとしてもそこで納得して中・高6年間を過ごすことができるか、ということが大事なポイントになってくるのではないでしょうか
そして本人が納得して勉強に励むことができれば『この学校に来てよかった』という充実感も得られることができると思います。
まとめ
オープンスクールなどで学校見学をする時や学校説明会では、候補としている中学校を全部回っているとそれだけでも時間がなくなってしまいます。
そこは、受験するかもしれない中学校を最優先してスケジュールを組んでみてください。
そしてもし決めるのに迷ったら、親御さんだけでかまわないので、もう一度学校を見に行ってください
ほぼ同じ偏差値の私立中学であっても、学校の中での生活は学校それぞれです。
6年間を充実した学校生活が送れるかどうかは本人次第の部分もありますが、最初からなにか疑問があるようなら、本人が行きたいと思うところが一番いい学校です。
(`・ω・´)ゞ