私立中学生のお小遣いはどれくらい?使い道は?
私立中学に行くということは、どうしても電車やバスなど公共交通機関を使って通学することになります。
そうすると、放課後の帰り際に友達とどこかに立ち寄って帰ることも増えてしまいます。
そしてどこかに立ち寄ればお金を使う、ここのあたりが公立中学と私立中学の金銭感覚のズレが生じてくる、はじめの一歩ではないでしょうか。
今回は、私立中学生のお小遣いの金額や使い道についてお話します。
私立中学生のお小遣い
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
ここに中学生のお小遣いについての調査結果があります。
出典:東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所共同研究「子どもの生活と学びに関する親子調査2017」
このデータを見ると中学生のおこづかいの月額平均は2213円となっていますね
少ないとみるか多いとみるか・・どうでしょうか?
100円では自販機でジュース1本も買えない時代ですから、我が家では学校まで長距離を往復する子供たちにはおこづかいとして3000円を渡していました
そんな私としては月額平均2213円は意外と少ないな、という感じなのですが『中学生』とひとまとめになっていますから
- 公立・私立と区別
- 学年別
などにすると、おそらく差は出るのではないかな?というのが正直な感想です。
なぜ公立と私立で金銭感覚のズレが出てくるかには理由があります。
我が家は、特にお金持ちでもないごく普通の家庭ですが、友達の中には大人でも噂になる程のお金持ちのご家庭も私立中学校にはたくさん来ています。
大人は一定の金銭感覚を持って生活していますが、中学生はまだまだ子どもの部分が多いのも事実ですから、学校の中での友達同士の金銭感覚がその子の標準値となることもあります。
学校にいるほとんどの生徒さん達が同じようなお金持ちで、同じようなことをして遊んでいると、本人は外の世界を知らないため、それが普通だと思い込んでしまう場合もあります。
そして親がいくらそれはおかしいといっても、本人はこれが普通だと思っているので、その意味がわかりません。(というか反抗期なのでイヤな話は聞こうともしない、という方が正しいかもしれません)
じゃあ言ってわからなければお金を渡さなければいいじゃない?・・と思いますよね。
私は渡さないのですが、我が家の場合祖父母が近所にいるためにお小遣い以外でもお金がもらえるということが起こってしまうわけです。
祖父母にしても孫がかわいいので『おばあちゃん、今度遊びに行くのだけどお小遣いお金が足りないの』とつぶやくともう自動的とも言えるようにお小遣いをもらうことができます。
しかも祖父母の金銭感覚ですから3千円のお小遣いで1か月を過ごすのは無理じゃないか?と考えて、中学生には多すぎる金額のお金がポンと手渡されたりもするんですよね。
(。-`ω-)
そのお金があるので、放課後に買い物をしたりパンケーキを食べに行ったり、新しいスタバのメニューにみんなで行くということができてしまうのです。
普通に考えれば3千円のお小遣いでスタバに一回でも立ち寄ってしまえば、もうそれだけでその月のお金はかなり厳しくなるものですが、実際にはそれ以上のお金を持っているので心配はなくなります。
私としては、祖父母からのお小遣いは特別な誕生日やお年玉のような時だけと繰り返し説得しています
そして例えばディズニーランドで遊ぶ約束をしていたりして、どうしてもお金が足りないときは、持っているお金と足りない分を計算させて、足りない分だけを渡すようにしていました。
難しいところです・・(´・ω・`)
中学生のお小遣いの使い道
では一体お小遣いの使い道として、何に使っているのでしょうか?
毎日の生活の中で中学生がお金を使わなければならない状況になることは、まずありません
ですが週末に友達と遊びに行く予定を入れたりすれば、それはもう少ないお小遣いではかなり大変なことになります。
日頃、運動部でクタクタになって家に帰ってくる我が子ですが、休みの日にはしっかりと出かけて行きます。
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そこがさすが中学生の体力ともいえるのでしょうが、どんなに学校が忙しくても遊ぶ時間は必ず作ります。
そうやってすき間時間さえ楽しみを入れるのが中学生です。
最近は、運動もできて勉強もできるなんて中学生がたくさんいます。
きっと切り替えがちゃんと、できるからなのでしょうね。
それだけ時間を作って出かける友達との週末の遊びで、お金がかかるとすると映画やカラオケなどに行く時です。
カラオケは人数で割り勘にしてもやはり大きな出費です。
ただ中学生といえども友達との付き合いがあるので誘われれば、なかなか断りにくいものでもあるので、そこは中学生としても削れないところかもしれませんね。
また男の子は、何かとゲームが大好きです。
スマホのゲームはもちろんですが、自宅にスイッチやPSPといったゲーム機器を所有している中学生も多いと思います。
そしてそれとは別に、みんなで遊ぶ楽しみとして友達と行くゲームセンターがあります。
さらにもう一軒、中学生にはたまらない場所があります。
それはアニメイトです。
ここ、お母さん方は聞いたことはあっても、入ったことがない人も多いかもしれませんね。
全国的に店舗がありアニメ・漫画のフィギュアやグッズなどが買えるお店です。
週末にもなるとお店の端までレジ待ちの学生で一杯になるところです。
そこで自分の好きなアニメのグッズや漫画を買うのが友達との遊びの1つにもなります。
そのアニメなどにハマりだすと高校生になってからは、実際にフェスなどにも行くようになっていき投資する金額もどんどん上がっていくようです。
そして自宅近くに自分達で行かれるテーマパークがあると親とはもう行かずに、友達同士で出かけて行きます。
さすがにテーマパークとなると金額が高いので、ここに行くことができるのは年に1度くらいです。
どうしてもパークはお金がかかることを子供も十分なほど理解していますから、親に必ず『お金ちょうだい』といって来るようになるのです。
まとめ
同級生のお友達と同じようなことをしようと思っても、それは無理なことです。
さらに我が子の将来を考えた時に『お金がなければおじいちゃん、おばあちゃんにもらえばいい』と安易に考えてしまうことにも不安を感じます。
なので我が家は私がお金を持っていると、どうしても『お金ちょうだい』となってしまうので、全部の家のお金を父親のお財布で賄っているというスタンスを取りました。
ですから『お金ちょうだい』と言われても『お母さんも持ってない』という会話が成立します。
そうすると子どもは、父親に何に使うのかを説明して、お金をもらわなければならなくなるので、無茶な要求をしなくなります。
今のところはこんな風に対応していますが、何かいい案があれば教えていただけるとありがたいです。
( ;∀;)