小学生の中学受験塾はいつから 偏差値40台でも勉強は集中力が大事
中学受験の通塾時期については各ご家庭によって様々です。
我が子の周りでも入塾開始の時期が、小学校2年生から小学6年生までと色々なパターンがありました
ですが受験のスタートが早いほど難関校に受かりやすくなるとは一概には言えないのです。
難関校にお子様を入れたいからという理由で、早い時期に塾を通わせることを検討している親御さんは一度考えていただければと思います。
今回は小学生の中学受験塾はいつから通うのがベストなのかについてや偏差値40台でも勉強は集中力が大事だということについてお話します。
小学生の中学受験塾はいつから
私は二人の子供を公立中高一貫校に通わせている専業主婦です。
中学受験に向けた勉強はいつから始めればよいのかと疑問に思う親御さんは割と多くいらっしゃると思います。
我が子も中学受験経験者なのですが、同じ塾に通う友達を見ても様々でした。
小学校低学年から入塾したり、はたまた小学6年生から受験勉強を始める生徒など色々なパターンのお子さんがいました。
個人的な感覚では小学生4年生から通塾するパターンが多い気がします。
ただし通塾年数が長いほど合格率が高くなるわけではありません
我が家の上の子は小学4年生から塾に通い始めました。
当初は小学2〜3年生から通い始めたお子さんがクラスに在籍していて、成績はビリで勉強内容についていくのも精一杯でした。
我が子が小4当時は中学受験をする考えは毛頭なく、小学校の勉強だけでは不安に思っての通塾開始でした。
ところが娘自身が負けず嫌いな性格だったこともあり『なんとかみんなに追いついてやる!』という思いで勉強した結果2〜3ヶ月後にはクラス内で1番をとることが出来ました。
そのあと小5で女子達に仲間はずれにされたことがきっかけになり中学受験を決意しました。
|д゚)<その時の話はコチラに書いています
ちなみに我が子の通っていた塾ですが、当時30人程度在籍していました。
娘の代では
- 約3分の1が難関校に合格
- 約半分が中堅校に合格
- ほんの数名が公立中高一貫校に合格
といった感じでした。
中学受験を偏差値40台からスタートした友達
我が子自身は幸い、公立中高一貫校に合格することが出来ましたが、実は小学6年生の夏頃から得意な国語で1位をとることが出来なくなってしまいました。
それは友達が小学6年生になる直前に入塾したのですが、その子がずっと算数・国語で1位を取り続けたからです。
その友達は小学5年生の冬季講習にやってきました
友達が通い始めた当初は、なんとかノートをとっている、という感じだったと言います。
しかし小学6年生の途中から1位を取り始め、最後のテストまで1位をキープし続け、最終的にエスカレーター式の大学附属の中学校に合格しました。
そのお子さんはこの塾に来る前に、他の塾に通っていたわけではありません。
通信教育で勉強はされていたそうですが、入塾テストは偏差値40台だったそうです。
受験後に話を聞いたところ塾の授業が終了してから、ご飯とお風呂の時間を除いて、夜中の2時まで休みなく勉強していたとのことでした。
夜遅くまで勉強をしたのも親から無理やりさせられたのではなく、自分のために働いて生活を支えているいる母親のために、大学附属校に入って、親を楽にさせてあげたいという思いを持って、勉強していたようです。
親に負担をかけたくないので滑り止めは受けておらず、絶対にここしか行かない!という強い気持ちを持って志望校に臨んだとのことでした。
そのような強い信念を持って勉強をしていた友達は、正直いませんでした
通常、あまりに入塾が遅いと進路指導の基本になる模試の結果が十分に揃わないということが起きてきます。
早く入塾するほどお子さんのデータを集めることができるため、塾側が的確な対応をしてくれるという利点もあります。
この友達は稀なケースだとは思いますが一概に受験勉強を早くに始めることが、合格可能性を高めるわけではないことも事実だと思います
中学受験の勉強は集中力
娘の友達の中には小学3年生の頃から、家庭教師をつけて受験勉強をしているお子さんもいました。
ただ残念ながら滑り止めも受からず受験結果は惨敗でした。
この友達のお母さんは相当なスパルタとして有名で、学校から帰ってからも友達と遊ぶことを禁止して勉強させていました。
お母さんとしては、子供のためを思ってのことだったのだろうと思います。
ですが子供にしてみれば『無理やり勉強させられている』という感覚で、自主的に勉強する意識と集中力がなかったのでしょう。
だからこそ目標も持たずに勉強を続けてしてしまい、実は無意識のうちにダラダラと勉強してしまっていたのかもしれません。
一番大切なのは、お子様自身のモチベーションだと思います。
この2人の差は激しいですが、どちらも娘と同じ小学校の友達です。
娘自身も中学合格後の塾のPR用の記事に、中学受験を振り返った時の感想として『自分のためにも、両親のためにも頑張ろう!という気持ちを持って受験勉強をしました』と書いていました。
それがモチベーションになっていたんだと思います
小学生は
- 習い事
- クラブ
- 放課後に友達と一緒に過ごす
などといった時間はとても大切です。
6年生になると、それら全部の時間をとってあげることは難しいと思いますが、可能な限りお子さんのやりたいことを優先してあげてほしいなと思います
お子様に集中力がなくダラダラと勉強する環境を作ってしまっては、子供の時間も金銭的にも無駄になりかねません
親御さんにはお子様の受験勉強の集中力を維持するために、モチベーションを保ってあげられるよう寄り添っていただければと思います。
まとめ
小学生の貴重な時間を受験勉強に充てるので、有意義な時間をお子様には過ごしてほしいと思います。
我が子は中学受験を通して、苦手なことに向き合う力、最後までやり遂げる力を身につけたと思っています。
下の子は国語が苦手だったので、読解力をつけるために苦手な読書をしたり、難しい文章問題があっても諦めずに解けるようになるまで、匙を投げないように勉強していました。
お子様のモチベーションを保ちつつ、かつ有意義な時間を過ごせるように心掛けることが受験においては大切なのだと思います。
難しいとは思いますが、その先にはお子様が笑う未来が待っていると信じています!
(`・ω・´)ゞ