中学受験する事を小学校の担任に伝えるタイミングは?学校は休む?休まない?
家庭内では中学受験の準備をしているとします。
でもそれをおおっぴらにカミングアウトしているわけではない場合も当然ありますよね。
そうこうしている間にどんどん月日が経って行きます。
塾での成績もほぼ安定し、全体的にも志望している私立中学の判定も大丈夫そうな様子です。
それでは小学校の先生にはそのことをどう伝えればよいでしょうか。
今回は中学受験する事を小学校の担任に伝えるタイミングや長期間学校を休むことなどについてお話します。
中学受験の事を小学校の担任の先生には?
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
担任の先生と1番早く個人的に話すことになるのが、新学期の家庭訪問でしょうか。
ただし最近の家庭訪問は、実際に家に上がって先生と直接、懇談のような形を取ることはしないところもありますよね。
家庭訪問の重要な目的は、生徒がどのあたりから、どのように学校まで登校してくるのかということの安全面を重視したものに変わってきています。
なので自宅に保護者が在宅でない場合は、プリントをポストに挟みそのまま終わりになることもあります。
しかも家庭訪問は、次の生徒が決まっているので一人だけ長い時間をかけてというわけにはいきません
先生からの質問に答えるだけで時間が過ぎてしまうので個人的な話を長くする場ではないのですね
家庭訪問の他には、それぞれの小学校のサイクルにあわせて行事が組まれています。
- 運動会
- 秋に行われる事が多い合唱コンクールや音楽発表会
- 絵画展
などでしょうか。
先生方は、その行事を成功させるための手順を組んでいます。
なので、そういった大勢の親御さんが集まるところで話をするのは、あまりいいイメージではありません。
先生方にもそれぞれの考え方があり、全員の先生が中学受験することを賛成してくれるということもありません。
中学受験するということは、そのご家庭の方針であって大なり小なり小学校に迷惑をかけるような場所での個人的な話は避けなくてはいけませんね
中学受験の事を小学校に伝えるタイミング
我が家の地域の小学校は、かなりの人数が中学受験をする地区なので、男の子の一番手は灘中に入学されるお子さんもいらっしゃいました。
そのため教育に対しては、お子さんがもう幼稚園に入る前から始まっているご家庭も多かったりします
そういった場所ですから、他のお友達も『我が家も中学受験を』という意識が自然に起こります。
そして、学校全体になると合格・不合格に関わらずかなりの人数が中学受験に臨みます。
ですから先生方もそのことをよく理解してくださっているので、子ども達もひたすら隠して受験するというよりは、みんなで頑張って合格しようという意識が生まれる環境でした。
それでもやはり中学受験をしないお子さんもいるわけですから、先生に個人的に話をしたのは志望校を決めた後の12月頃の放課後5時くらいの、先生方が職員室に集まっている時でした
ほとんどの小学校では冬期になると5時頃が最終下校の時間となります。
ですから、生徒もちょうどいなくなるあたりの時間帯になります。
その時は、お友達のママ友と一緒に行くのではなく自分1人です。
職員室のドアから担任の先生を呼んでもらい、廊下に出て我が子が私立中学を受験することを先生に告げました。
そしてその時に、志望する複数の受験校の内申書をお願いして帰りました。
担任の先生は中学受験をするからといって、特別なことはしませんし、授業も普通に続いて行きます。
中学受験することをお知らせするというより、内申書のお願いをするために私から受験の話をしたのは2学期の終わりの事でした。
ですが毎日一緒にいる先生ですから、子供の話などから受験することなどはとっくにわかっていたようでした。
中学受験のために小学校をしばらく休む?
中学受験をするために特別な勉強をしていると、小学校の授業は簡単に感じることがあると思います。
小学校をしばらく休んで中学受験の勉強をした方がいいのではないか、という考えがよぎることもあるかもしれません
1ヶ月以上小学校を休むことは、そのご家庭の方針なので、私が休む方が良いとも休まない方が良いとも言うことはできません。
我が子のクラスに限ってお話すると、かなりのお友達が中学受験をしましたが、だからと言って長期間休みがちになるとか、塾だから早退するということは見受けられませんでした。
当たり前の話ですが、小学校は1人だけに合わせた授業をしているのではなく、みんなが理解してみんなで達成感を共にするためにありますよね。
毎年行われる文部科学省の全国学力調査結果を見ても、多少の差こそあれど同じような点数が並ぶのは日本全国どこでも同じような水準の教育を受けることができているからなのですね。
公立の小学校の授業は平均的な学力のお子さんに合わせて進みます。
そのため授業が進む中で、いわゆる「落ちこぼれの子」と「浮きこぼれの子」は置いてきぼりになりがちかもしれません。
浮きこぼれの子にしてみれば、小学校の授業はどの問題も簡単だと思います。
簡単だと思うのは、そのお子さんが特別に塾で勉強しているからであって、塾に行っていないお子さんにとっては初めて目にする問題なのです。
通塾しているお子さんでも、簡単すぎる問題や少し難しい問題はできるけど、初めて目にする超難問はできない、それと同じことじゃないかと思います。
長期間小学校の授業を休んで受験勉強をするのなら、それがご家庭の方針なのねと周りは思うだけです
ですが一生懸命に問題を解いているお友達の横で『授業が簡単だから休んで受験勉強する』というような態度や口ぶりはしないという配慮は必要だと思います。
また、あまり長期間休んでしまうと調査書や内申書に影響する場合がありますので、そのあたりをご家庭でよく話し合って決定してくださいね。
まとめ
学校行事の時に個人的な話はしない方が無難です。
先生に内申書をお願いする前に心配事や個人的な相談があれば、アポをとって個別に話ができる時間を作ってください。
学校を休むかどうかは日数によって内申書に影響が出るかもしれませんので、ご家庭でよく相談してから決めた方が良いと思います。
進学塾に通っているのですから、小学校の問題がたやすくできるのは当たり前なのです。
そのことを簡単だから休むという言葉で表現してしまえば、それは自慢でしかありません。
レベルの高い中学に入ることができたとしても、それは本当に将来の入り口の入り口です。
目指す中学校の、上には上にできるお友達がたくさんいる世界ですから、どんな勉強も慢心することなく高みを目指して頑張ってくださいね。
応援しています!
(`・ω・´)ゞ