中学受験で友達と同じ塾に行った我が子の友達関係とトラブル回避のために
塾に行くきっかけが『友達が行くから』なんていうことも、まだまだ小学3年生くらいなら、めずらしいことではないのでしょうか。
我が家も同じでした。
ですが次第にその塾での内容が難しいものになっていくと、友達関係にも微妙な空気が流れ出してきました。
気にしすぎると、上手く行かなくなる場合もあるんですよね。
今回は、中学受験で友達と同じ塾に行った我が子の友達関係とトラブル回避のために行ったことなどについてお話します。
中学受験で友達と同じ塾に行った我が子
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
我が家の場合、なにも知らずに関西圏に引っ越して来たので私立中学に行くなんていうことは、頭の隅にもない全く違う世界のことでした。
私自身も『きっとお金があって頭がいい子がいくのだ』と思っていましたから、ママ友たちの立ち話にもただ聞いているだけ、といったところでした。
それがいきなり方向転換し、塾に通うことになったのは4年生の春です
そこには新学期となり新しいクラスになった我が子が、放課後に楽しみにしている友達との遊びがまったく存在していないことから始まりました。
(後で知った事ですが)我が家の住む場所は中学受験が盛んな地域だったので、他のお友達はすでに塾へ通っていて放課後はすぐに家に帰り塾へと向かっていました。
しかし我が子は塾へは通っていなかったので、そのまま自宅に帰り遊ぶ友達がいないまましばらく過ごしたのです。
そして家で何もしない日々が続いた頃、我が子は一人で家にいることが耐えられなくなってしまいました。
そして『私も友達と同じ塾に行きたい』と言い出しました。
かなり驚きました。
私達は、このあたりにどのような私立中学があるのかさえ知らないよそ者です。
そこで、私自身も子供の頃から馴染みのある日能研に申し込みをしたのです。
その前に1度だけ秋にひやかしのような形で塾のテストを受けていましたから、実際は日能研しか行くところがなかったというのが正しい言い方かもしれません。
そして我が子は、友達と一緒の時間を過ごすことになりました。
また一緒に仲良くしていた友達のママ達がみなさん車での送迎派だったこともあり、子どもたちは車で一緒に通うことになったのです。
友達と一緒に過ごせるようになったので我が子は張り切って通い始めました。
中学受験の塾での友達関係
同じ塾に通って、同じクラス・同じくらいの成績となると、やはり友達の成績は意識してしまいます
その時のお友達が所属していたクラスは
- 特進の1クラスが1人
- 3クラス目が1人
- 4クラス目が2人
でしたから特進のお友達のことを漠然と『すごいー』と思う気持ちでいました。
お友達の成績を気にしすぎてしまうと、子ども自身の友達関係やママ友との関係に影響してしまいます
私の経験上あんまり気にしすぎるのは良くないですね
とはいえ、近くにいるお友達の成績がうらやましく思う日も実際あったりしました。
ですが目指す学校がそれぞれ違い、志望校が重ならない場合にはお友達の成績は関係ないと割り切るようにしました。
それは、それぞれの私立中学の傾向と対策が全く違うように、塾がカリキュラムを組んでいるからです
中学受験と言っても、そこではすでに各私立中学の特徴を表した問題が出題されます。
女の子の場合は学校の雰囲気から制服、女子校か共学によっても全く違います。
受験する側の子どもたちは、そんな学校の雰囲気から自分に合うのではと考え受験するのです。
なので、それが友達とまったく一緒の好みということはあまりないのではないでしょうからクラスが上でも下でも志望校が違えば気にすることはない、と割り切って考えていました
中学受験で友達とのトラブル回避のために
中学受験に向けた中で友達とのトラブルはなるべく避けたいですよね。
女の子は、どうしても知りたい派が多くなるような印象があります。
これは同じ塾に行っていない場合でも起こることですが6年生にもなるとお友達がどの中学をめざしているのかを気にするようになります
『○○中学を受けるの』と宣言して勉強に励むタイプの子もいれば、友達に『○○を受けるの?』と聞かれることに、とても神経を使ってしまう子もいます。
ひっそりと受けて受かった場合には言いたい、と思っている子にとっては常にそういった目で見られると勉強に集中できなくなることもあると思います。
『受ける学校が知られてしまって、それで落ちたらどうしよう』という不安な気持ちはありますよね。。。
これは中学受験に限らず、高校受験・大学受験の時も同じように起こります。
そういったときにとる手段は学校名を誰にも言わないということだけです
例えば、○○中学対象クラスに在籍していたとします。
誰がみても○○中学を受験するのだなあと頭に浮かびます。
ですが、それでも聞かれても絶対にその学校を受験すると最後まで言わないのです。
言わない事が難しいなら『一応ね~』『まだわからないけど~』と、のらりくらりかわす感じでも良いと思います。
そして合格してから○○中学に行くと宣言すれば他のお友達も祝福してくれますよ。
まとめ
時には、お友達の成績は順調なのに自分はなかなか上がらないままで、くすぶっている時期というのがあります。
逆に友達の成績が上がらないときに、自分が絶好調の場合もあります。
そういった、どちらかが落ち込んだ成績の時に、友達同士で塾に行けば様子でわかってしまいます。
ですが、その子それぞれに得意分野があるように、たまたま今勉強している分野が誰かにとっての得意分野なのです。
自分がくすぶっている時期を経験すると、相手がピンチの時にはそっとしてあげるような気配りもうまれてきます。
今回は、たまたま中学受験の塾での友達関係のことですが、こういった相手との間合いを取ることは、どの時期にも起こることです。
本当に一緒に頑張っている友達という立場でいれば、仲間への気遣いにつながると思いますよ。
(`・ω・´)ゞ