中学受験 夫が反対するのを説得した話と夫婦の意見が合わない時
我が家のまわりのママ友さんたちは、できれば我が子も中学から私立に進学させたいと考えている親御さんがとても多くいらっしゃいました。
そこまでしっかりとした考えを持っていない私にとっては、地域によってこれほど教育に対する熱意が違うことを実感する毎日でした。
ですが、それが夫婦共に同じように考えているわけではありません。
ご主人が違う地域で育ってきた場合には、全く違う考え方をする夫婦ももちろんいるわけです。
そうなれば子どもに対する考え方も違ってきます。
今回は、中学受験で夫が反対するのを説得した話と夫婦の意見が合わない時などについてお話していきます。
中学受験 夫が反対
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
このブログを読んでいる親御さんは、ほとんどが昭和生まれの方々ではないでしょうか。
そういう私も昭和生まれです。
自分がかつて小学生であった昭和の時代には、中学受験をするということは
- 学校での成績がかなり良く
- 親御さんも熱心
- 受験するつもりで特別に勉強をしている
というような特別な子が受験するという感じでした
それはクラスの中でもほんの3~4人でした。
中学受験をするお子さんは慶応や麻布(東京)、栄光学園(神奈川)など本当に勉強ができなければ合格できないような学校に進学していきました
ですから「私立にいく子は特別」のような意識が誰にでもあり、その他の子どもたちは地元の中学に進学するのがごく一般的でした。
そうして普通にクラブ活動で汗を流し、中学校の勉強をして公立の高校へ進学します。
それでも大学受験の頃には成績はぐんと伸び、有名私立大学に合格していく友達もいて、ちゃんとレベルの高い大学に進学していくそんな環境でした。
別々の地域で人生を歩んできた夫と、中学受験をさせたいと思う母親がいるとしたら意見が反対になることもあると思います
公立中学があるのにわざわざお金をだして私立中学にいかせなくてもいいじゃないか、と思う親御さんがいらっしゃるのは当然のことだと思います。
考え方の違いなんですよね。
1人は今から頑張らせたいと思い、もう1人は今からしなくてもと思う、2人の接点を見つけ出さなくてはいけませんね。
中学受験 夫を説得した話
我が家の話で恐縮ですが私の夫は、かなり遠方の地方出身者です。
公立の小・中・高校と進み国立大学へと進学しました。
中学受験とか私立中学という言葉とは無縁の教育を受けて社会人になりました。
30年くらい前の話ですが、かなりの田舎ということもあり、塾はなく自分で通信教育を使い勉強してきたということです。
本人にとっては『田舎なんてこんな感じ』と特に珍しいことではないような感覚です。
なので最初に日能研に行かせようとした際にも『なんで小学生に学校から帰ってからも勉強させる必要があるの??』と本気で言われて1度反対されました
夫にとっての小学生時代は、学校から帰ったらすぐに遊びに行くのが普通と思っていたためです。
それを『4年生くらいから勉強が難しくなるから小学生は塾に行くもの』と説得して日能研に入りました。
主人は日能研が私立中学を受験するための塾ということも知らなかったのでなんとなく塾で勉強した方が都会ではいいのだろう、とそういう風な感じにみえました
質問してくる子どもに対しても、おそらく夫も最初は受験に協力しているという心境ではなかったと思います。
中学受験の塾に通い始めると、どうしても出かけることや旅行に行くことが少なくなりますから親子のふれあいが減ってしまいます。
そのちょっと寂しい気持ちを勉強を一緒にすることで、今までのような親子関係になれる嬉しさがあったのではないでしょうか。
その日能研が中学受験に繋がることをなんとなく察してきたのは、塾に入ってからしばらく経った頃でした
『パパ、ここわからない』と言って子供が持ってくる問題全部が、小学生のレベルをはるかに超えたものばかりで、かなり衝撃を受けたことからでした。
こんなに難しいことをよそのお子さんは、すらすらと解けるのか?
という疑問と
我が子もそれについていかなければ落ちこぼれてしまうのか?
という焦りから、だんだん一緒に勉強の相手をするようになりました。
また会社帰りに見る日能研のバックの集団がどの駅にもとにかく多く、こんなにも勉強を頑張っている子たちが大勢いるということを目の当たりにしたことも大きかったと思います。
このような日常を過ごしていく中で中学受験に対して私が話をするよりも先に、主人自身の考え方が変化していきました
それからは塾からくる資料などにも目を通し、ネットなどの私立中学の話題なども見るようになりました。
ただ主人は、勉強しなさいということは言いませんでした。
小学校と塾と2つの教室で精一杯勉強を頑張ってきている子どもにはそれだけで十分だという考えがあったためです。
『わからないから教えて』といってくる時まで、子どもの勉強に対して口出しをするということはありませんでした。
中学受験 夫婦の意見が合わない時
塾に通うことは夫婦で納得していても最終的に第1志望校を決める時に意見が合わないこともありますよね
志望校を決める時には、もちろん成績が重要になります。
ですが親がこの学校なら合格できそうと考えていても、子どもがちょっと上のレベルの学校を気に入ってしまうこともあります。
そんな時にも、本人が頑張りたいと言っているのだからやらせてみようと考えるのが父親で、心配だから1つ下の学校にしようと考えるのが母親かもしれません。
夫婦でも考え方が違うために、意見が合わなくなります
母親目線からだと『子どもが受けたいというのだから受けたらいい』それはわかるんです。
ですがもしものことを考えると怖いのです。
こうなると話し合いを重ねる他に方法はないと思います。
1つ下げたところで合格するという保証はありませんし、なにより子供が行きたいと思う学校でなければ意味がありません。
子供を中心に意見を出し合ってお互いの考えを尊重できる着地点を探す努力が必要になってきますね
まとめ
夫婦でも育ってきた環境の違いで、勉強に対する考え方も最初はかなり違いがあります。
私立中学の入試の問題は普通の中学生にでも、ちょっと考えてしまうような難しい問題ばかりが出題されます。
こういった難しい問題に挑戦することは、中学受験のみならず後々の勉強にも必ず役立つ時がきます。
そういった現状をとにかく夫婦で確認し、子どもにどこまで勉強させるのかを話し合い中学受験の意見を合わせていかれるといいですね。
(`・ω・´)ゞ