中学受験のスランプ対策 苦手科目と暗記方法の話
中学受験で大切なのは、勉強面はもちろんですが自分を信じる力も大切です。
箸にも棒にも引っかからない実力でない限りは、最後に勝負を決めるのは、自信だと思います。
大丈夫、頑張れるぞ!と試験本番に思えるためには、普段から実力が発揮できるようにすることが大切ですよね。
そうはいっても長い勉強期間には必ずスランプの時期がやってきます。
今回は、中学受験のスランプ対策として苦手科目と暗記方法などについてお話します。
中学受験のスランプ対策
私は二人の子供を公立中高一貫校に通わせている専業主婦です。
我が子は小学4年生から塾に通って勉強していました。
4~6年生までの3年間を塾に通ううちにはどのお子さんにも必ずスランプの時期はやってくると思います
皆が解けている問題を解けなくなってしまうような時期には
スランプに陥いる
↓
褒められる機会が少なくなってしまう
↓
自信をなくしてしまう
という悪循環も起こりがちですよね。
こうなった時に『よし、また頑張るぞ!』と思えるためには
- 苦手科目の克服
- 『自分なら出来る』という強い気持ち
が大事になってくるのではないかなと思います。
我が子が通っていた塾の先生方は難しい問題が解けると、とても褒めてくれていたようでした。
私も、一緒にそばにいて子供の勉強を見ていましたが、時にはクイズ形式で問題を出したりしていました。
そのクイズが解けたとき『正解!』と言ってもらえることが嬉しかった、と子供たちは言っていました
小さいことかもしれませんが、そういった積み重ねが自信を持つきっかけにもなり得ると思います。
中学受験の苦手科目
苦手科目に割く時間は1番多くするのは鉄則です。
苦手教科の克服には勉強の質も大事ですが量をこなすことで実力がつきます
小学生が自分で考えて質を重視しながら勉強をすることは、先生が勉強の方法を誘導しない限りは難しいかなと思います。
そのため量をこなすことで、自信をつけさせることも1つの方法だと思います。
苦手科目の先生が、お子さんが質問しやすい雰囲気の先生であればベストです。
恥ずかしながら、我が家の息子は国語は最後まで苦手科目だったのですが、これは国語が嫌いだからと避けていた部分があったからだと思います。
結局、本番でも他の科目よりも自信なさそうにしていました。
いっぽう娘は社会が苦手だったのですが、幸い先生が優しくて質問もしやすい先生だったので、わからないところはよく質問をしに行っていました。
質問をしているうちに社会が楽しくなり、気づけば社会が好きで得意科目になっていました。
嫌なことから逃げるのは簡単なことですがそこに立ち向かうことで自信に繋がるという両者の極端な例ですね
(;´∀`)
苦手科目は基礎問題が重要
苦手科目だからと焦って難問ばかり量をこなそうとしても、結局できなくて時間だけが過ぎてしまうことになりかねません。
苦手教科の問題集を反復するなら特に基礎問題を確実にすることが、勉強面において何よりも大切になります
基礎が出来ていなければ、応用問題も解けるようにならないからです。
息子は国語が超絶苦手な代わりに、算数が1番の得意科目だったのですが基礎問題集を繰り返し繰り返しテキストがボロボロになるまで解いていました。
逆に、応用問題はほとんど解いたことがありませんでした。
応用問題は基礎の組み合わせなので、基礎が確実に出来ていれば、パズルを当てはめるように解くことが出来るようです。
応用問題に先走ってしまう人もいますが、それでは出来ないままです。
基礎を確実にして、初めて応用問題が解けるようになります
それは中学受験だけでなく、中学や高校の勉強にも繋がる、大切なことだと思います。
先ほど、息子は国語が最後まで苦手科目だったと書きましたが、国語は1番得意な算数と比べると偏差値が約15~20も下回るほど苦手でした。
それなのに算数くらいの実力に追いつきたい!という焦りから、応用問題ばかりに手を出してしまい基礎が疎かになっていました。
『これではダメだ』と思って取り組んだのがこちらの話です。
基礎を確実にすることは、教科の好き嫌いにも繋がる問題なのかなと思います。
中学受験の暗記方法
受験奮闘記のドラマでは、壁一面に暗記する歴史の年号や英語のスペルが貼ってあり、ハチマキした主人公が必死に覚えているシーンがありますよね
ですが、たとえ重要事項だけを取り上げたとしても中学受験で必要な言葉を壁に貼っていったとしたら、もう家中の壁がなくなってしまいます
今の子どもたちの暗記の必須アイテムと言えば
緑と赤のシートとペン
- 隠しながら暗記するもの
暗記カード
- 表に問題を書いて、裏側に答えを書く
ポストイット
- 重要なところから順番に色を変えてテキストの淵に貼っていく
コピー機
- テキストに直接書き込まずに繰り返し問題が解けるようにするため
が多いと思います。
特に女の子は4教科の私立中学が多く、かなり細かい日本史の年号まで出題されます。
年号はどうしても忘れてしまいがちなものですから、とにかく瞬発的に答えられるようにしておく必要がありますね。
塾では必ず年表が配られますから、それを見て何もしてない時などに『○○年は?』というようにクイズ形式で答えさせていました
余談ですが、歴史というものは何かが発見されるたびに年号も変わってしまいます。
大人の私たちが覚えている年号とは違うところが多々ありますから、安易に答えないようにしないことも必要ですね。
(それはそれで話が弾むこともありますが・笑)
これは我が子が理科や社会にしていた方法ですが、暗記カードに穴埋め式で問題を書き、裏側に答えを書いて、繰り返しその問題を解いていました。
実践方式にすることで、試験のような感覚で解くことが出来ます
そして、自分で問題文を書くからこそ、手間はかかりますがその分知識を確実なものにすることが出来ます。
問題文は難易度を少し高めにした方が、本番の自信にも繋がると思います。
また、字がきれいかどうかは重要ではないのですが、しっかりと読める字かどうかで点数が決まることもあります。
日頃からなんとなく書いているといった漢字は、必ずしっかりとした「へん」や「つくり」で書くことが大事なポイントになります。
字がきれいかどうかは別としてはねる・のばす・とめるがしっかりとわかるような漢字を書くことも必要ですね
まとめ
小学生は周囲の大人の影響を大きく受けます。
大人が上手く、勉強の楽しさや学び方を伝えることが、受験生のやる気にも直結するのではないかと思います。
入試本番に最後まで頑張ることが出来るよう、親子共に頑張ってください。
応援しています!
(`・ω・´)ゞ