中学受験のために運動会や修学旅行を欠席?6年生2学期の学校行事と塾
ほとんどの大手塾では6年生の2学期を目安に、これまで生徒がなかなか理解しにくい単元をこの期間までに徹底的に仕上げていきます。
前年度で出題されて正解率が低かった問題などを含めた過去問にも取り組みます。
そこで問題になるのが、小学校の行事です。
6年生は修学旅行もありますが、やはり1番大変になってくるのが運動会です。
学校側も最終学年ということで、出来る限りのことを保護者に披露しようと、放課後も頑張らせるところもあります。
その運動会が2学期に行われることで受験生となる子供達への影響が出てきます。
ここまでなんとか頑張って来た中学受験ももう目の前までやってきています。
今回は中学受験のために運動会や修学旅行を欠席するかどうかや、小学6年生の2学期の学校行事や塾についてお話します。
中学受験の時の運動会
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
小学校の行事として運動会が2学期に開催されるところも多くありますね。
我が家も2人の子どもが秋の運動会でした。
9月の下旬になれば少し涼しい風が吹いてきたりもしますが、日中の暑さはそのまま10月まで続きます
その中での運動会の練習が毎日続くわけですから、子どもの顔は真っ赤にふくれあがり、サウナから出て来たような姿で帰宅していました。
運動会の3週間程前から準備のために帰りが遅くなり、急いで支度をして塾に向かっていました。
中学受験を目指して勉強している6年生のご家庭にとっては、勉強時間確保のために『もういっそのこと休んでしまおうか』との考えがよぎることもあるかもしれません。
ですが、これまで頑張って来た勉強の積み重ねがあるので極端に学校の行事に関して神経質になることはありません
最後の運動会は思いっきり頑張って参加させてあげて下さい。
ただどうしても運動会の練習が毎日のようにあるので、塾に行く時間が遅れてしまうということがあります。
我が家でも学校からの帰りが間に合わずに塾に遅れていく日が何日かありました。
塾での勉強時間は21時近くまであります。
それだけ時間があれば少し遅れて行ったとしてもあまり気にすることではない、と割り切って考えることも大事なのかもしれません
時には、疲れ切ってソファーでぐったりしている夜もあります。
そんな時にまで勉強させたとしても、頭も動いていないのですからできるはずがありません。
大人は我が子が勉強している姿を見ていないと不安で仕方がなくなりますが、そういった時は可能な限り早く休ませてあげて下さいね。
中学受験のために修学旅行を欠席?
6年生の2学期というと修学旅行のある小学校も多いと思います
中学受験を控えた母親たちと話していると『修学旅行に行くと勉強時間がなくなってしまう』などという会話が出ることがあります。
小学校の修学旅行に行かないという選択は、各ご家庭内の考え方としか言いようがありませんが『塾が大変だから』という理由で学校行事よりも塾を優先させる親御さんも一部にいます。
学校行事は必須で郊外学習の延長上にあり、もちろん出席にもかかわってきます
こういった独自の判断は学校側からすれば、いい印象にはつながりません。
受験が始まるぎりぎりまでは、学校行事にもしっかりと参加することで、どうしても休みがちになってくる受験シーズンに休むことを理解してもらえるということもあると思います。
小学生の修学旅行はたいてい1泊2日で、子供はとても楽しみにしています。
そして楽しんで帰ってきた後は、大人が思うほど子ども自身は疲れたと思ってないことも意外とあったりします。
我が家の子どもも修学旅行から帰ったその日も、口では『疲れたー』と言いつつもけろっとして塾に行きました。
たいていの塾では学校行事の日程を把握しているものです
塾で学校行事の日程について先生と話をすることもありますし、なかには新学期がはじまる時に通っている学校の1年間のスケジュール提出を求めるところもあります。
どの学校に通っていても無理のないような授業の進み方をしていきますから、修学旅行などの学校行事があるのに、その前に膨大な課題の宿題があるなんていうことはあまりありません。
それぞれのご家庭の考え方があると思いますが1回きりの小学校の修学旅行です。
お子さんにとっても、一生の貴重な思い出になりますから慎重にご判断いただきたいなと切に願います
6年生2学期の学校行事と塾
小学校の2学期には
- 運動会
- 合唱コンクール
- 図工展
など小学校の集大成としての見せ場をもってくる行事が多いので、小学校の方の授業自体は、さほど進まないところも多いです。
ただ授業の進度は遅くても
- 小学校の行事の多さ
- 塾の勉強がハードになる
ことから、疲れがどっと出てくる時でもあります。
女の子の場合、体力的な面で中学受験と秋の行事が重なる2学期を乗り越えることはかなり大変になってきます。
朝が起きられないのはもちろん季節の変わり目でもあることから時に具合が悪くなることもあるかもしれません
そんな時は、無理をしないで一度休んでしまうことも必要ではないでしょうか。
長引いてしまっては元も子もありませんから、ここで疲れを取ってしまった方がいい場合もあります。
その場合、塾をお休みすることには抵抗があるかもしれません。
それでも、まだ時間があります
塾に行かれない日が出てしまったら、その時に行った授業を自分で補習する時間はまだあります。
もちろん自分が家で勉強するには限界がありますから、その際には先に自習室に行くか、または時間の余裕のある時に先生に質問すれば周りに遅れをとることにはなりません。
塾での勉強は、秋にはまだ自分の受ける私立中学の試験問題はまだ全部が解ける段階ではありません。
先生が指示する問題を確実にできるようにすることが一番です。
2学期には志望校別の講義に入りますから、わからないところは、少しでも早く解決して気持ちが下さがらないようにすることが大事ですね。
そして第一志望校の勉強を重点的に行いながら、同時に併願校も意識して過去問をみておく必要もあります。
ラストスパートに向けて勉強がハードになってきますので体調管理には気を付けてあげて下さいね
また2学期にはインフルエンザの予防接種もあります。
学校でも塾に行く電車でも、さらには家族からもインフルエンザをもらってしまう可能性があります。
今はリレンザなど、一時よりも軽くすむ薬も開発されていますが、注射の副作用などでできないお子さん以外は、しておいた方が安心です。
まとめ
小学6年生の2学期という大事な時に、学校行事に時間を取られることが多くなると、親としては気を揉むことがあるかもしれません。
ですがお子さんが、これまで頑張って来た勉強の積み重ねを信じて、小学生最後の学校行事に快く送り出してあげてほしいなと思います。
2学期とはいえ、入試本番の日にちが近づく12月になってくると、精神的に一番辛い毎日が続きます。
親御さんも我が子の合格を信じつつも、まだ確実ではないこの時間がこれ以上ないほど長く感じられると思います。
この時期になってくると親ができる事と言えば子供の体調管理くらいしかありませんので、その時には注意深く見守ってあげて下さいね。