中学受験の塾に対する要望の伝え方は?クレームがある時は?
中学受験をすると決めた場合、大半の方が中学受験を専門に扱っている塾に通うと思います。
現在では小学校3年生の2月から通塾を始めることが一般的になっており、そうすると丸3年塾に通うこととなります。
3年も通うと塾に対しての要望やクレームも出てくることがあり得ます。
今回は、中学受験の塾に対する要望の伝え方やクレームがある時などについてお話します。
中学受験の塾に対する要望
私は二人の子供を公立中高一貫校に通わせている専業主婦です。
中学受験に向けて通っている塾に要望が出てきた場合まず親子で話し合うことが大切だと思います
親だけがこうしたいああしたいと言っていても、子供が全く違う考えをもっている場合は塾の先生方も困ってしまいます。
まずは親子の意見を一致させてから相談することをおすすめします。
通塾回数は塾によって異なりますが、6年生になると週5日通い、長期の休みなどは丸一日毎日塾で過ごすこととなります。
家庭で過ごすよりも起きているほとんどの時間を塾にお願いするのであれば、我が子にとって快適であってほしいと思うのが親心ではないでしょうか。
中学受験の塾に通うと費用がかなりかかるため、これだけ払っているのだから、こうしてほしいああしてほしいと要望がでてくるのは当然かと思います。
ですが塾に対する要望がある場合親御さんだけの気持ちではなくお子さんの気持ちも同じなのか、まず確認してみることが大事になってきます
塾へ要望の伝え方
親子の気持ちを確認したのち塾へ要望を伝える場合、大手進学塾などでは
- 教科の先生
- 担任の先生
- 担当となる受付の方
などいらっしゃるはずなので、学習面のことであっても直接教科の先生ではなく、担任の先生や担当の方に相談することがあります。
その際、塾への要望の伝え方として
- どうしてそのように感じたのか
- 実際にどうしてほしいのか
を具体的に伝えることが大切です。
塾のルールを変えることはできないとしても、こちらからお願いすれば個別に対応してくださったり、こちらが納得するよう何かアクションは起こしてくれます。
塾の先生方を信じて、要望を伝えてみてください。
親子で解決できず、どうしても塾側にお願いしたいことが出てきた場合は誠意をもって伝えれば先生方も真摯に対応してくれます
ただ塾に要望を伝える時
- 我が子のことを先生がどのくらい知っているか
- 普段から保護者が塾側とどのくらいコミュニケーションがとれているか
ということは、とても重要になります。
親子と塾側が常にコミュニケーションがとれている場合は、こちら側からの要望に対して我が子の性格なども考慮した返事をいただけます。
大手進学塾に通っていると、生徒の数がかなりいるために入塾当初からずっと下位あたりにいて、保護者も特に相談などに行く機会がない、という場合もあるかと思います。
こういった場合は、まずは、子供本人を知ってもらうところからのスタートとなります。
そうなると要望が反映されるまでは時間がかかるか、そのままになるというケースもあり得ます
要望を伝えるにあたって
- この要望は単なるわがままではないのか
- このようなことをお願いしてよいものか
と悩んでしまいますが、常にコミュニケーションがとれていればハードルは少し下がります。
お迎えに行った際や保護者会に参加した後など、普段から少し話をしているだけで変わってきます。
中学受験の塾で上位クラスに行きたい要望は
上位クラスに上がりたいという要望がある場合まずは塾のクラス分けの基準をしっかり確認してください
毎週のテストの平均なのか、全国テストのみの平均なのかなどは塾によって異なります。
単純にテストの結果のみで上位クラスに分ける場合もあります。
ですが問題用紙に書かれている考え方などから答えが正解ではなくても考え方が合っていれば伸びしろがあると判断され、上位クラスに入れる場合もあります
4,5年生の間はクラス間で授業内容にあまり差はないのですが、6年生ともなると全く異なります。
もちろんテキストも違います。
我が家の下の子の友達で、途中から上位クラスに上がってきた子が2人いました。
1人は周りについていくのが必死な状況が耐えられなくなり、元のクラスに戻りました。
もう1人は、しばらくは上位クラスの下の方でしたが歯を食いしばって頑張り、上位クラスの子たちが目指す学校の合格圏内に入ってきました。
クラスを上げたい相談をする時は厳しい状況に置かれたとき我が子がどういうタイプなのか、ということも考えてから相談することをおすすめします
塾の先生方は休み時間の様子や勉強面以外のこともみているので、上位クラスで頑張りたいとお考えの場合は、1度担任の先生に相談すると、最善の提案をしてもらえるはずです。
中学受験の塾にクレームがある時
中学受験に向けて塾に通っている以上、親も多くを望んでしまうからなのか塾へクレームがでることは当然のことかと思います。
ただそのクレームは本当に伝えるべきことなのかしっかりと考えることが大切です
子供に何かあった場合いきなりクレームを突き付けるのではなく、我が子には非はないのか、親の自分に責任はないかなど、一度冷静になることは大事ですね。
その上で伝えなければいけないと判断した場合は
- きちんと落ち着いてから
- 先生のお話できる日時を伺い
- アポイントをとって
- 順序だてて
- 感情をあまりいれずに話す
ということが大切ですね。
クレームを伝える際伝え方によっては退塾をすすめられるケースもあります
日頃から先生とコミュニケーションをとって落ち着いて相談してみてくださいね。
まとめ
いつも穏やかな母が少しでも強い口調で話せば、よほどのことだと塾側も判断し、それ相応の対応をしてくれます。
6年生ともなると、クレームをだす時間もほどんどなくなり、そんなことを考える前に勉強勉強となるご家庭が多いです。
ですが受験が近づいてきたプレッシャーからのイライラで、塾へいつもクレームをいれてしまう保護者も実際にいます。
先生方にクレームととられずに、要望としてやんわり伝えて改善してもらえば、それが一番良い方法だと思います。
そうなるためにも普段からたまには塾に顔を出し、先生方とコミュニケーションを取ることをおすすめします。