中学受験の模試で点数が取れない!B判定の時の合格率や復習方法は?
中学受験の塾に通っていると定期的に模擬試験があります。
普段の授業や小テストでは悪くないのに模試になると点数がとれなかったり、B判定が出たりすると親としては不安になるものです。
徐々に成績が上がっていくのが望ましいのですが、いくら頑張っても実力は努力に比例していい成績になるとは限らないのが勉強です。
今回は、中学受験の模試で点数が取れない時の原因やB判定の時の合格率、模試の復習方法などについてお話します。
中学受験の模試で点数が取れない
私は二人の子供を公立中高一貫校に通わせている専業主婦です。
家や塾での勉強は理解しているのに模試になると点数がとれないことには原因があります
まず1つ目は時間配分です。
家で問題集を解く場合には、時間を計ってやることは少ないと思います。
ですから1問にどれぐらいの時間をかけてやるか、などあまり考える事がありません。
学校のテストも小学生の場合は担任の先生によってはとてもアバウトで、全部できてから出してなどと指示する先生もいます。
そんなふうに勉強してきた子は模試でわからないのではなく時間がないのです。
問題が解ける能力があったとしても解くのが遅すぎるので点数に結びついていないことが原因です。
時計を見て時間内に全ての問題に目をとおす練習をする必要があります。
次に極度に緊張してしまうことです
いつもと雰囲気が違うのでびっくりしてしまうのです。
中にはトイレに行きたくなったり、お腹が痛くなる子もいます。
体調不良の状態になってしまうと、普段の力がきちんと発揮されにくいものです。
雰囲気に慣れたりリラックスする方法を探してみる事も必要です。
その他には、我が子も以前やらかしてしまったのですがマークシート形式の模試でのマークミスです
当時はまだマークシート形式の模試も少なくて慣れてなかったのもあるのですが・・
わかる問題から解いていこうと思ってわからない問題を飛ばし、結果マークミスをしてしまったのです
ひとつミスをするとそれ以降の問題が全てずれていってしまうので全く点数がとれてません。
マークシート形式は特に、問題番号と解答番号が合っているか、しっかりと確認をすることが大事ですね。
中学受験の模試でB判定の時
模試で思ったより点数が取れなくてB判定だった場合、親は「本番じゃなくてよかったね」となるべく前向きな姿勢で対応する方がいいですね
親は低い判定が出てしまうと、がっかりしたり、落ちこんだり、これでは大変だと焦ったりして、なんとか子供に危機感をもたせようと必死になります。
必死になったときに「これじゃ受からないよ」などと言ってしまいたくなる気持ちはすごくよくわかるのですが、やはりマイナスな方向に言葉をかけるのはよくないです。
これがD判定でしたら諦めたり、志望校を見直すことも考えるべきかもしれませんが、B判定はあとひとつ上がればA判定です。
もしかしたらAに近いBかもしれません
「計算ミスをなくしたらあと4点もあがるね」というようなプラス思考な表現で声をかけてあげてください。
模試を受けて判定が出ることは、受けた本人にとってはかなりプレッシャーを感じることです。
結果がボーダーラインに届かなかったとしても、そこに追い打ちをかけるように厳しい言葉をかけてしまうと本人のやる気をつぶしてしますことにつながります。
B判定をとっているということは勉強はしているという結果です。
とんでもない点数をとってきて明らかに勉強をしていない場合には、強く声をかけることも時に大切ですが、おしかった判定なのでなぐさめる形の対応をします。
A判定だとしても合格を約束されたわけではありません。
まだまだこれから伸びていくということを伝えて励ましてあげてくださいね。
中学受験の模試がB判定の時の合格率
ここでB判定の時の合格率についてもう少し詳しくお話します。
一般的にB判定の合格率は60~80%だと言われています
ですが判定というのは、模試の難易度やその模試を受験した人数によってかわってきます。
例えば難しい模試でB判定をとったとしても、難易度が低い模試ではA判定がでることもあります。
簡単で問題の正答数があがり、自分がめざす志望校を書いた人が少なかった場合はこうなります。
また、模試では第一志望、第二志望などの学校名を記入しますが、自分が第一志望の学校として書いていた学校を、第一志望ではないけどなんとなく書いてみたという子もいます。
その場合には自分にB判定がでることもあります。
この中にもっと偏差値が上の学校を狙う予定の人がたくさんいた場合、実際にその人たちはその学校を受験しない可能性が高いので、自分の合格の可能性が高くなります。
そうするとB判定がついてしまっているけど合格の可能性は十分あるということになります
模試ではみんなが絶対に自分の志望校だけを書くとは限りません。
また、模試を受けた人全員が受験をするとも限りません。
ですからB判定だから落ちるわけでもないし、A判定だから受かるわけでもありません。
B判定は受かる可能性はあるけど落ちる可能性もそれなりにあるので60~80%なのです。
中学受験の模試の復習
模試で点数が取れなかった、B判定だった、で終わりではなく模試は解答が手に入ったらすぐに復習することが大事です
復習といっても答えをうつして終わるのではなく
- 間違えた個所をまぜ間違えたのか
- 正しくはこうしないといけない
などと考えながら解いていくことが大切です。
これは塾の授業でも時間をとって行うこともありますし、誤答処理が宿題に出ることもあるでしょうがなんにせよ記憶が新しいうちに見直しをすることがポイントです
もしも時間がなく全く手を付けていない問題がある場合は、まずその問題をやってみます。
必ず全部の問題に目を通してから見直しを始めます
全ての問題に目を通したら、みんなはできているけど自分はできなかった問題を最初に解きます。
全体的に正解率が悪くほとんどの人ができていないような問題は後回しにします。
まずはライバルに差をつけられてしまっている問題をできるようにすることが大事ですね。
そこをマスターしてから、他の人に差をつけるために正解率が悪い問題を取り組みます。
計算問題などで、やり方はわかっているのに計算ミスをしているだけの問題も面倒くさがらずにもう一度解きます。
「メモ欄に計算はしたけど字を小さく書きすぎて書き間違えていた」というミスもよくあるので、計算ミスの問題は時間はかけられないけど丁寧に解くことを意識しないといけないですね。
答えを覚えてしまうまで何度も解いて、式を組み立てられるかなど見直しが必要です。
もしも答えを覚えてしまったのなら問題集に出ている同じような問題を解いてみると効果的ですよ。
まとめ
模試を受ける時に時間配分にあわてないように、普段から時間を計ったりして取り組むことをおすすめします。
また極度の緊張も影響しますので、なるべくリラックスして受けることができるように配慮してあげてくださいね。
我が家の娘も6年生の11月の模試の結果は、第1志望校の公立中高一貫校はB判定でした。
まだ時間はありますから、しっかり模試の復習をして目標に向かって大きく前進してくださいね。
応援しています。
(`・ω・´)ゞ