中学受験の面接での合否や受け答え 適切な服装(子供&親)は?
中学受験では教科の試験とは別に、面接を設けている中学校があります。
入試システムの多様化で以前よりは少なくなっているとはいえ、面接のある学校はまだ多数あります。
お子さんの受験する中学校に面接がある場合、親御さんは余計に心配になりますよね。
今回は、中学受験の面接がどのくらい合否に関係あるかという事や、よくある質問事項の受け答えなどについてお話します。
子供や親御さんの適切な服装についてもお知らせします。
中学受験の面接での合否
私は二人の子供を公立中高一貫校に通わせている専業主婦です。
中学受験の面接がどれくらい合否に関係あるのでしょうか。
面接は英検のように学力をみるものではありませんから、1点が合否を分けるという言い方はできません。
ですが学校側が受験生の
- 人柄
- 進学の目的
などをみる大事な場です。
点数でシビアに振り分けられないからといって、なんの準備もせずに受けてしまい志望校側の望んでいる生徒とあまりにも、かけはなれた印象を与えてしまうと不合格になっていまうことも十分にありえます
面接は人と人が話をする形式です。
相手と向き合って会話する基本的なことは、もちろんできなくてはなりません。
具体的に言えば
- 挨拶
- 正しい敬語
- 声の大きさ
- 身だしなみ
などがこの基本的なことにあたります。
どれも当たり前のことですが、挨拶ができなかったり、小さな声で聞き取れないような声で話す子供もいます。
これでは相手と向き合って話をする適切な態度ではない、と判定されてしまいます
これは、いきなりできるようになるものでもないので普段からの取り組みが必要です。
面接ではこのような生活面での態度がチェックされて、合否に関係してくるのです
あまりにも中学生になる者としてレベルが低すぎると判断されれば、記述試験で同等の点数をとっていた子と比べられたときに不合格になる可能性は十分あります。
また、進学後の意志やその学校に行きたい志望動機も事前に考えておかないといけませんね。
「わかりません」や「特にありません」の答えだけを並べてしまうと、マイナスの印象を与えてしまい合否を左右することになってしまう可能性もあり得ます。
中学受験の面接での受け答え
面接でよくされる質問とその答え方について紹介します。
志望動機
なぜこの学校が選んだのかを答えます。
オープンスクールや文化祭に行っていればそのときのことを交えて話ができれば印象がいいと思います。
通学経路と通学時間
電車を使うのか徒歩なのか、駅はどこを利用するのかといった通学方法を答えられるようにしておく必要があります。
中学受験ではオープンスクールや入試も親御さんと一緒に行くことが多いと思います。
ですから子供の中にはどのようにして通うのかをうまく説明できない子がいるのです。
親任せになっていないかが見られますので、必ず子供自身が答えられるようにしておきましょう。
時間がどれぐらいかかるのかも知っておく必要があります。
事前に確認しておいてください。
小学校での生活について
小学校時代の印象に残っている思い出を聞かれます。
学級委員をやっていたり、どんな委員会に入っていてこんな仕事をしていたという内容まで言えるようにしておきます。
修学旅行で班長や副班長をやって印象に残ったことを言ってもいいと思います。
得意・不得意な科目
得意な科目と不得意な科目を答えられるようにしておきます。
どんな所が苦手なのか、どんな所が好きなのかと理由も説明できるようにしておいてください
学力試験にあった科目なら、出来具合はどうだったかを聞かれることもあります。
できてもできなくても正直に答えて問題ありません。
他の学校を受験したかどうか
他の学校を受験しているかを聞かれることもあります。
受験している場合正直に答えて問題ありません
受験した学校全てに受かった場合はどこにいくのかを聞かれた場合にも正直に答えて問題ありません。
「わかりません」などの解答は質問から逃げているような印象になってしまうのでなるべく言わないよう注意してくださいね。
中学受験の面接での適切な服装・子供
中学受験の面接の時の子供の服装についてですが自分だけ変に目立つ服装をしているのでは子供自身も不安になるので、面接での受け答えがスムーズに行えない可能性が出てきます
それを防ぐためにも適した服装で面接を受けてください。
通っている小学校に制服があればそれを着ていっても問題はありません。
ただし男子で6年生ともなれば、あきらかに小さすぎたり、セーターに穴があいているという子供もいます。
そのような場合は代わりになるようなセーターやズボンをそろえる必要があります。
制服がなければ清潔感がある服装を選びましょう。
男子は長袖シャツに長ズボンが一般的です。
色は黒・紺・グレーのどれかを選んでください。
服装と一緒に髪型も気を付け、前髪が目にかかるほど長い場合は切って清潔感を出しましょう。
女子はズボンではなくスカートが一般的です。
ワンピースやジャンバースカート、またはチェックの膝丈スカートを準備してください。
白いブラウスで清潔感がでます。
上着はジャケットまたはカーディガンが良いです。
髪が長い場合は結んでまとめゴムの色は黒や紺色にし、華美な飾りがついていないものを用意してください。
男子同様に長すぎる前髪は印象が良くないので切るか、ピンでとめます。
中学受験では服装で不合格になるということはありませんがジーンズやサンダルなど試験にそぐわない恰好や清潔感のない服装はマイナスの印象を与えてしまいます
その場に合った適切な服装で面接に挑みましょう。
中学受験の面接での適切な服装・親
親子面接の場合、親御さんの服装にも気を付けなくてはいけませんね。
親の服装も子供と同様に清潔感ある格好である必要があります
父親は黒やグレーのスーツが無難です。
長袖のシャツを着て、紺やグレーのネクタイも必ずします。
足元は靴下の色も黒や紺にして革靴にしましょう。
母親もスーツが適していて、色は紺やグレーなどが良いです。
ただしブランドのロゴが大きく入っているものは、派手な印象を与えてしまい面接には適していませんので、シンプルなものを選んでください。
シャツは飾りのない白い無地のものにします。
ストッキングは肌色のものにして、靴は黒や紺色のヒールがあまり高すぎないパンプスを選びます。
カバンも黒や紺色のシンプルなものにして下さい。
学校によっては靴を脱いでスリッパをはく場合があります。
スリッパもあまりペラペラの薄いものではなく黒や紺色の底に厚みのあるものにしてください。
髪型にも気を付ける必要があります。
明るすぎる髪色の場合は落ち着いたダークブラウンや黒の髪色にしてください。
カラーやパーマによって自分では意識していなくても色がぬけている場合があります。
事前に美容院で面接があることを伝え、適した色にしてもらっておくと安心です。
同じように化粧も気を付けましょう。
普段のメイクの時アイシャドウなどで色が濃いものをつける人は、色味が薄くナチュラルメイクの化粧をするのがおすすめです。
ネイルはしないのが基本ですが、どうしてもする場合は透明やベージュ系の目立たないものにします。
全体的に身だしなみが整った清潔感のある恰好を心がけて下さいね。
まとめ
大人でも面接となれば緊張するのは当たり前ですから、子供なら相当大きなプレッシャーを感じるのは当然のことだと思います。
通っている塾から面接対策として、質問と解答例のプリントなどを配られることもあると思います。
受け答えを一通り頭に入れたら、相手と向き合って話をする適切な態度を意識しながら練習して本番に備えてくださいね。
応援しています。