中学受験の繰り上げ合格の電話は非通知?時間帯は?いつまで待つ?
中学受験の入試を受けると合格と不合格にわけられますが、不合格の中にも補欠合格というものがあります。
補欠合格は合格者が辞退などして欠員が生じる場合に、学校側から連絡を受けたら繰上げ合格になるということです。
シビアな話ですが補欠1位だとしても、学校から繰り上げの連絡がなければ不合格で終了になります。
今回は中学受験の繰り上げ合格の連絡で、電話の非通知や時間帯と合わせていつまで待つかなどについてお話します。
中学受験の繰り上げ合格
私は二人の子供を公立中高一貫校に通わせている専業主婦です。
中学校側は入試の合格者を出す際に、通常の合格者以外に補欠合格というのと決めています。
繰り上げ合格とは、受験合格者の中で、なんらかの理由で入学をしない人が出た場合にこの補欠合格候補者の中から合格者として繰り上げをすることです
補欠合格候補者は、この繰り上げ合格の連絡を受けてから初めて入学資格を得た合格者となります。
生徒数確保のため、この繰り上げ合格を実施している学校は多いです。
特に難易度が低めの学校であれば第2志望として考えられている場合も多くなります。
そのため学校側も合格者が他の学校へ流れてしまう可能性を考えて補欠合格者を確保します。
そして流れた合格者の数によって、繰り上げ合格者を出していくのです。
繰り上げ合格は嫌な言い方をすれば、誰かがいなくなったから代わりに合格できるということです。
ですから子供の中には繰り上げ合格をあまり喜ばない子もいます。
入学はできるけど入試では最低ラインの得点しかとれなかったと感じてしまうからです。
しかし繰り上げ合格も立派な合格です
不合格になった人もいる中で勝ち残ったというのは十分誇りに思っていいことなのです。
入試の点数は伸びなかったかもしれませんが、入学したらみんな同じスタートラインに立って新生活が始まります。
そこでは通常の合格も繰り上げ合格も関係ありません。
もしもお子さんが繰り上げ合格にマイナスな気持ちを抱えてしまっていたら堂々としていいことだ、と親御さんがしっかり教えてあげて下さいね。
中学受験の繰り上げ合格の電話は非通知?
繰り上げ合格の連絡は事前に登録をしている番号にかかってきます。
学校によっては願書を提出する際に、補欠合格の時のためにいくつか連絡先を記入する欄が求められています。
もしも繰り上げ合格になった場合には提出した電話番号の優先連絡順位が高い方から連絡をしてくれます
重要な電話ですので番号を通知してかけてくる学校が多いですが、中には非通知でかけてくる学校もあるようです。
ですからもしも家の電話や携帯の電話が非通知拒否の設定になっている場合は、連絡を受けることができない可能性があります。
補欠合格として選ばれる可能性もある場合には、電話の設定は念のため非通知拒否の設定を解除しておいてください。
電話を受ける側からしたら、番号が非通知での着信は出るのが怖いと感じることもあり、普段から番号が非通知の着信には出ないことにしている人もいると思います。
しかしそんな場合でも、お子さんが補欠合格をもらっているのであれば、たとえ番号が非通知の電話でも出てください。
何度かけても連絡がとれない場合は合格の意志がないとみなされる可能性もあります
繰り上げ合格者の電話がかかってくるかもしれないといつも頭に入れておき、その期間は非通知でもかかってきた電話はとりましょう。
それが繰り上げ合格をもらうための親ができる最後のサポートです。
中学受験の繰り上げ合格の電話の時間帯は?
繰り上げ合格の連絡は、その学校の職員からあります。
もちろん勤務として行う作業ですので勤務時間にあたる午前9時頃から午後6時頃にかかってくると予想することができます
ですが、午前中にかかってきた人もいれば午後にかかってきた人もいるので、はっきりとした時間は決まっていません。
夜遅くや早朝というのはないと思っていてもいいですが、日中はいつでもかかってくる可能性があると思っていてください。
中には午後6時すぎてかかってきたケースもあります。
入試担当職員としては入学人数を早めに決めてしまいたいと思っています。
その後の手続きもありますし、できるだけその日できる仕事はその日のうちに終わらせておこうと考えているかもしれません。
そうなれば少し残業する場合もあります。
たとえ勤務時間が午後6時で終わっていたとしてもその時間はまだ他人の家に電話をかけると失礼になる時間帯ではありません
今日中にできる限り電話をしておこうと、残業をして連絡をしてくる場合があるのです。
これはその学校の勤務体制や担当職員の予定によるので、はっきりとした時間はわかりません。
ですから待っている方はつらいですが、いつでもかかってくる可能性があると常に思っておくことが必要です。
中学受験の繰り上げ合格はいつまで待つ
入試要項の中に、繰り上げ合格になる場合に連絡する期間の記載があれば、いつまで待つかの検討がつきますよね。
困るのは日付を指定していない場合です。
こうなうと繰り上げ合格の連絡をいつ頃までにするかは、学校によってさまざまです
何人かに連絡をするわけですから、おそらく1~2週間ほどの間で全て決まるでしょう。
一般的に繰り上げ合格は、補欠合格者の中から点数の高い順に決まっていきます。
補欠合格者を何人出しているかははっきりしませんが、学校は他の学校に流れることをあらかじめ予想して通常合格者を出しています。
ですから流れた人数分だけ繰り上げ合格者が出るというわけではありません
繰り上げ合格者は学校が予想した人数よりも、さらに上回って他に流れた場合にのみ決定されます。
ですから人数はあまり多くないため、おそらく順番に電話するのも1~2週間あれば十分なのです。
ですがこれは学校がはっきり日付を指定していない限り予想でしかありません。
その場合は併願している別の中学校の入学手続きも迫っていると思うので、入学金が無駄になってもいいと思える覚悟が必要です。
また塾に聞いてみるのも一つの手です。
塾にはたくさんの新しい情報が集まってきますから、受けた学校がまだ繰り上げ合格者を出している途中であればその情報が聞けるかもしれません。
まとめ
我が家の下の子は公立中高一貫校に通っていますが、第1希望は国立大附属中高でした。
国立大附属中の合格発表の掲示板には番号がなく、親子ともに大泣きした翌日の午前中に速達が届き、補欠合格の候補者になっている旨の文書が届きました。
国立大附属中の繰り上げ連絡がある期間中に、公立一貫校の入学手続きの締切日があり、その手続き最終日の終了時間ギリギリまで待ちましたが連絡はありませんでした。
その後も連絡はありませんでした。
ですから夜も気になって眠れず、繰り上げ合格の連絡を待つ親御さんの気持ちは痛いほどわかります。
お子様に吉報が届くよう祈るばかりです。