中学受験の適性検査とは?勉強方法と対策
公立中高一貫校に合格するには多くの場合、適性検査を受けなくてはいけませんね。
最近では私立中学校で実施されるところもあります
必要な知識は小学校で習う程度ですが教科書を丸暗記しただけでは得点できません。
問題は教科の枠を超えて総合的な出題のされ方をするので見慣れないことが多く最初は戸惑うと思います。
中学受験の適性検査とはどんなものか?勉強方法や対策はどうすればいいかについてお話します。
中学受験の適性検査とは
私は二人の子供を公立中高一貫校に通わせている専業主婦です。
中学受験で行われる適性検査とはその名の通り入学後の学習に適性があるかどうかを見るために実施される主に筆記で行われるテストのことです
つまり小学校の学習内容に関して適切なレベルが身についているかどうかを確認するための検査ですね
必要となる知識は小学校で教わったことだけなので、いかにその場でしっかりと考えられるかが大切になってきます。
適性検査は受検生の持っている知識の量や解答テクニックなど学力で競わせるものではないので小学校のテストなどではあまり見たことがないテーマを扱うことが多くあります
- 慣れていないと問題を解くための糸口がわかりにくい
- 短時間に大量の資料から必要な情報を読み取る
- 考えたことを整理して時間内に決められた文字数で書く
という能力が求められてほとんどの解答方式が記述で正解が1つではないことが多いです。
さらに自分の考えや意見をどんな風に表現をして読み手により伝えられるかが問われます
中学受験 適性検査の勉強方法
適性検査は一般的な学力試験とは違うのでどんな準備をすれば良いのか分からないことが多く不安が大きいですよね。
適性検査の問題はその学校の傾向によって違いがありますが小学校で習ったことが総合的に出題されます
通常の試験では解答だけを書き、それが正解か不正解かとなりますが適性検査では
- 自分は
- この資料をもとに
- このように考えたので
- 小学校で学習した計算を利用して
- この解答に導きました
という過程が必要になります
作文力も問われるので限られた時間で、自分の考えを分かりやすく伝える力が重要です。
勉強方法としては適性検査対応の問題集もたくさんありますが学校によりレベルが違うので
- 志望校の過去問を繰り返し解くこと
- 似ている問題の中学の過去問をする
という方法が1番効率が良いと思います。
そのあとで過去問をしている中で自分が不得意だなと感じた分野に関しては一般の学力試験で使うような問題集を使って解けるようにしておくのがベターです
我が子は地図の縮図を読み取り面積を割り出す問題が何度トライしても苦手だったので算数の問題集を使って『比』の勉強を繰り返し行いました。
作文に関してはとにかく書くことに慣れるのが1番です。
身近なところだと新聞などで扱っている時事問題やコラムなどを読み要約した文章を自分で書いてみることです
新聞がなければネットのニュースでも同じようにできます。
それが出来たら100字・200字・300字と制限をつけてまとめる訓練までできるようになると良いですね
中学受験 適性検査対策
適性検査の対策は問題をどんどんこなしていくとか知識量を増やすといった学習方法では解決できません
一つ一つの質問に対してこの問いにはどういうとらえ方が重要かを理解してそれに沿って自分の考えを働かせてまとめていくという学習方法が有効です。
- 問題のテーマを把握して情報や条件を読み取る
- 論理的に物事を整理する
- 問題の条件を満たすものを選択する
- 構成を組み立て相手に伝わるように表現する
ということが必要ですがここで終了ではありません
書きっ放しではその解答方法が正しいかどうかわかりませんので親や塾の先生とやりとりし見直ししていくことで適性検査に必要な力が向上していきます
適性検査の問題に対応するには普段の生活の中で身の回りの様々なことに興味を持ち課題を解決するための方法を考えてみる姿勢がカギです
受検生にさまざまな課題を問いかけ受検生はその様々な課題について考えることになります。
適性検査の過去問を学習する事は課題を解決するための方法を考えてみるという姿勢につながります。
適性検査に対応する感覚をしっかりとつかむことが大切ですね。
まとめ
適性検査の問題はとっかかりを見つけるまでが大変です。
私が1番初めに適性検査の問題を見たときの感想は『うん。それで?』でした
問いの意味がまずわからないのと問題を読んでも次に何をしたらいいのかもわからないんです
我が子も最初は同じでした。
過去問を繰り返し解くとなんとなくコツもわかってきますし文章にも慣れてきます。
慣れるまでが大変ですが頑張って下さいね
(`・ω・´)ファイト
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