中学受験の算数を親が教える時 参考書を使って親が勉強を見る時は
小5の2月に女子同士のいざこざに巻き込まれて中学受験したいと言った我が子です。
小4の時から進学塾には通っていたとはいえ受験はまったく考えていなかったので今まで学習したことはほとんど頭に残ってません。
とにかく時間がないので親の私がマンツーマンで教えることになりました。
中学受験の算数を親が教える時におすすめな参考書と親が勉強を見る時のことについてのお話をしていきます。
中学受験の算数を親が教える
これは私が実際に体験した話です。
私は二人の子供を公立中高一貫校に通わせている専業主婦です。
小4の時から進学塾には通っていたけど受験するつもりがなかったのできれいさっぱり忘れている我が子が私立中学へ受験を決めたのは小5の2月でした
中学受験までは1年をきっています
このままでは特待生どころか合格することすら怪しいので親の私が教えることにしました。
幸いなことに長文読解が得意だったことや漢字やことわざなどの覚えて点数を獲得できる知識問題は平日の朝にスケジューリングすることで国語はなんとか大丈夫な気がしました
その話はこちらです
問題は算数でした
例えば既約分数(きやくぶんすう)というものが中学受験の算数では出てきます。
- 12/36は÷3で約分すると4/12
- さらに÷4で約分すると1/3
最終的に出た1/3という答えが既約分数になります。本当はもっと細かくて
- 分母と分子が0でない整数
- 分母と分子が素数
とかあるんだけどおおまかに言うとこれ以上約分できない分数のことを指します。
- 1/11は既約分数
- 2/12は既約分数ではない
とかですね。普通に分数を習って約分まで学習しているけど我が子は既約分数という言葉はまるっと忘れているんですよね。
だけど既約分数という言葉を知らないと、いざ問題を解く段階になって問題の意味がわからないということが起きてしまいます。
こういう今まで塾でやっているはずなのに記憶から無くなっている1つ1つをコンコンと説明しました
中学受験の算数の参考書 親におすすめ
いざ子供に教えよう!と思っても中学受験を経験していない私にとってはまず算数用語がわかりません
分数の計算ですらウン十年ぶりなのに特殊算なんて見たことも聞いたこともありません。
まずは親の私がわかる参考書を手に入れようと探していて見つけたのがこちらです
き・・きたないw
自由自在という参考書、のような問題集で辞書くらい太いです
この問題集の良いところは1つのカテゴリーに対して学年別の問題が載っているところです。
例えば図形と角のカテゴリーでは4年生の問題・5年生の問題・6年生の問題と問題の内容が徐々にレベルアップします。
いきなり難しい問題はやる気が削がれるけど徐々に難しくなるので割とクリアしやすいです。さらに問題には
- 基本例題
- 練習問題
- 力をためす問題
- 力をのばす問題
- 中学入試用ハイレベル問題
とそれぞれの問題の量も豊富で簡単な問題の出題からなので学校の授業の予習・復習にももちろん使えるしカテゴリーの最後には難問も出題されていて実際に中学入試で出た問題が学校名とともに記載されています
![]() | 小学高学年 算数 自由自在: 基礎からできる有名中学入試対策 新品価格 |
あくまでも参考書なので、この単元が弱いからもっと深くまで掘り下げた問題がしたいという場合には追加でそのカテゴリーの問題集を購入して学習することが必要でした
とにかく
- 受験まで1年をきっていて時間がないこと
- 塾でやっていたことをやり直すこと
- 問題を重点的に説明する
- 問題を解く
ということを繰り返していきました。ところが
Aを説明する(わかる)
↓
Bを説明する(わかる)
↓
AとBを使って問題を解く(わからない)
の繰り返しでイライラすることはとっても多かったです。
なんといっても教えるのが私だから説明の仕方も良くなかったんだろうけどあなたのわからないことがわからない!と声を張り上げて怒ったことも何度もありました。
これも実際あったことですがいつものように説明をして
(再度)説明する
キレ気味
そのとき隣で座ってゲームをしていた下の子(小4)がゲームから目を離さずに
とゲームから目を離さずに答えました。
算数のセンスがあるんでしょうね
まぁ下の子には国語のセンスがなくてこれはこれで大変でした
その話はこちらです
中学受験 親が勉強を見る時は
学校と塾に行きながら
- 平日の朝は国語
- 平日の夜と週末は算数
- さらに適性検査の勉強
も加えて小6の1年間は本当に時間がなかったので何度小学校を休んで勉強ができたらと思ったかわかりません。
でも、ない時間は増やせないし塾ではどんどん新しい難しい問題をやっていくので今の学力と塾との差が少しでも埋まるように
- いかに効率的に勉強するか
- わかりやすく教えるか
ということにかかってました。
子供と一緒に初見で問題に当たると、まぁさっぱりわかりません(笑)
小6の問題といえどそこは受験問題本を開いた瞬間に閉じたくなることもありました。
その時間がもったいないので子供がやる前に私が解説を見ながら問題を解いてみるということをやっていました
そんな中親が子供の勉強をみる場合問題集の選び方って大事だなってつくづく思いました。問題集を選ぶ時に参考にしたのは
- 問題集のレベル
- 答えの解説
- ネットのレビュー
でした。問題のレベルは初級・中級・上級に分かれていることが多くて本のタイトルやサブタイトルでなんとなく察することができます。
問題は解説のほうで我が家みたいに親が子供の勉強をみたり子供が自主的に勉強をする時にはやっぱりていねいに解説してある方がわかりやすいんです。例えば
3×(2+6)÷2=12
となるよりも
3×(2+6)÷2
=3×8÷2 ←ここ
=12
とワンクッションおいて書いてくれている方がわかりやすいです
これはすごく簡単な例ですが算数を間違える時やわからない時って途中なんですよね
最初の一歩はでるけど途中で見失ったり間違えたりすることがすごく多いと思います
そんな時に途中経過が書いてあるとすんなり入ってくるというかわかりやすいんですよね。
特に文章題だと計算する流れがつかめます。
なので我が家の近くに本屋さんがあるということもあって、ネットでレビューを確認してめぼしい問題集をみつけたら本屋さんに行って実際解説がどんなものか確認して購入していました。
算数が苦手な我が子の話はこちらにもあります
まとめ
解説が少ない問題集の時は『このくらいは解説がなくてもわかるでしょ』と言われている気がして『この問題を解くレベルではないのかな』と思ったりもしたけどそれでも解説はないよりあった方が良いですよね。
でも親が勉強を見る時に必要なのは忍耐!だと思います。
耳から血が出そうになるくらい怒ったことも1度や2度じゃありません。
忍耐は算数の問題よりも難しいかもしれません
(ノ∀`)アチャー