日能研クラス分けで偏差値がわかる 私立小学校から中学受験後ママ友関係
4年生になり、一緒に塾に行き始めるとそこには「成績順のクラス分け」というなんとも厳しい現実が待っています。
我が家の通っていた日能研は地域でも特にマンモス校で、その駅に停まる様々な地域から子供達が集まってくるところでした。
ですがクラスがしっかりと分かれてしまっているので、自分の成績を隠すことはできません。
そんな知られたくない我が子の成績についてのお話を今回はしてみます。
日能研クラス分けで偏差値がわかる
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は二人の子供を私立中高一貫校に通わせている専業主婦です。
日能研では
- 4年生時は隔週
- 5年生から毎週土曜日
に全国テストが行われます。
これは普段の授業の時間には含まれないので結局土曜日も塾があるというスケジュールになります。
そしてテストを受けた次の月曜日になるとその結果がわかりさらに3か月ごとには成績が上下するとクラスも変わってしまいます
なので一緒に通っているお友達がどのクラスにいるかでだいたいの成績もわかってしまうのです。
ということはお友達がどのあたりの中学を志望しようとしているのかも言わなくともわかってしまいます。
中学受験は第一志望とその他に2つくらいは受験しますのでそのあたりの学校なのだろうと予想が付きます。
ですがどのお友達がどの中学を希望しているかということを聞くことはありません
- 相手に聞けば自分も言わなくてはならない
- 実際に合格になるまで不安で人のことまで気が回らない
ということが本音だからです。
さらに日能研は全国にある大手の中学受験専門の塾ですからテストを受ける人数も万がつくほどになります。
そしてその上位500人程度の成績に入ると全国テストでもらってくるパンフレットに自分の名前が載ることになります。
のちのち東大や京大に入るようなお子さんは、もうこの時に上位優秀者として一番前に名前が載っていきます。
そしてなんとか紙に名前が載るくらいになるとカタカナ表記されますが、それでもすごいことです。
そうしたところに名前が載れば『○○ちゃんは賢いのねえ』ということで誰から言われることもなくわかってしまいます。ただ6年生になると
- 女子は4教科
- 男子は3教科
の私立中学がほとんどになりますから4教科の全国テストに男子が参加しなくなります。
なのでそういった全員での競争になることはなくなります
私立小学校から中学受験
ついこの前幼稚園を卒業したような、小さな子供が制服を着てランドセルを背負って電車に乗り小学校に行く姿をみることはありませんか?
我が家のある最寄り駅はそんな私立小学校へ行くために集団登校をしている子供達がたくさんいます。
というのも、この駅の沿線に私立の小学校がたくさんあり小学校のいわゆる「お受験」も幼稚園ではそれほど珍しいことではないからです
そんな子供たちがそのまま中学・高校とその私立学校に進むのかというと実はそんなことはありません
なぜか普通に私立小学校にお受験して入学しそして4年生になるとまた中学受験を始めるという庶民にとっては、理解しがたいものですがそんなことがおこります。
そして私立中学に入ってから子供が『○○ちゃんは○○私立小だよ』なんて聞かされます。
しかも兄弟がいれば全員が同じ私立の小学校に入学しそして私立中学を受験するということも特に変わったことではありません
知っている限りですが4人きょうだいで全員私立小学校出身、そしてみんな同じ私立中学に通っているという人もいます。
私立小からの受験は厳しい
やはり私立小学校は、なにかと厳しいです。
もちろん合否の話ではありません。
体力的な問題ですが、近所の小学校から帰って来て塾に行っている我が子たちと違い、電車通学をしながら塾にも通うことでの体力的な負担があります
そしてすでに中学のある私立小学校から受験するということで神経質になる親御さん達が多いということをよく聞きます。
きっと今いる小学校よりもさらに偏差値のあがる中学を目指すことになるのですから、そのあたりが気になるのも当然でしょう
我が家では公立小学校に通っていたのでそこまで深く知らなかったことですが、私立小学校自体も中学受験のための体勢を取っているとのことでした。
おそらく私立中学が激戦区で有力な私立中学がたくさんあるこの地域では、そこに行かせることで小学校の価値を上げることの方が学校運営の立場からも得策なのでしょう。
そんな中での親御さん達はやはり違います
特に母親がどうしても家業を継がせるためにと、とにかく全力投球な印象があります。
そうやってなんとしても勉強のできる子になるように必死になります。
中学受験後のママ友の関係
私立小学校でお友達になったママ友は、公立小学校のママ友同士より比較的家庭の経済状況が近いのではないかと思います
ですが子育てに関しての、ご家庭の方針や教育環境などはやはり違ってきますので、そういったことが志望校選びにも反映されてきます。
ですから『このママ友はすごく良い方だわ』と思ってお付き合いしている場合でも、教育方針や学力が違えば別の学校を望まれますし、反対に『この方はちょっと・・』というママ友でも考え方が似ていると志望校が同じ場合もあります。
もし『ちょっと・・』と思うようなママ友と中学受験後に入学する私立中学が同じだと不安に思うかもしれませんが、その学校には子供の教育方針もよく似ているご家庭が集まってきていることが多いものです
経済面や子育ての考え方など、比較的共通する部分が多い環境で出会いますから話す機会が増えると必然的に気が合うと感じるお母さま方も多くいる結果になります
『他に知り合いもいないから入学後もお付き合いしなくては・・』と思っているかもしれませんが、入学後は案外早めに気の合うお友達と出会うことができるのではないでしょうか。
私立小学校に通っていたママ友も、小学校時代のママ友と別の中学入学後も何回かお茶に行ったりランチ会をしたと言っていました。
受験終了後の最初の1年間くらいは、お互いの中学校の情報交換などしていたけれど、子供のタイプや勉強に対する親の考え方が違うことから話題が合わなくなって疎遠になったと言っていました。
いずれ同じ中学校に通っている、教育に関して同じような考え方のお母様たちの方が仲良く話をするようになってきます。
私立小学校時代にお付き合いのあるママ友と中学校入学後にもつきあいが続くということはあまり多くないようです
まとめ
普通の公立中学校に行ったご家庭では学校行事に出席しない方も多いと聞きます。
私立に行った場合、行事に出席しない親御さんの方が珍しいことになります。
親しい人達ができますと今後の進路のことも聞くことができます。
子供たちも成長していくにつれ文系・理系と別れていきます。
そうなると個人個人の進路が別々になるので親御さん同士のいろいろな問題はなくなりますよ
(`・ω・´)ゞ
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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