中学受験の6年生 偏差値や成績下がる時は?ここから上がるか?
6年生になるとこれまで大変だった受験勉強を振り返って『あと少しで終わる』と考えてみたり、受験が早く終わらないかなと思う気持ちもでてきませんか?
ずっと中学受験のために本人だけではなく家族もみんな受験に合わせた生活をしてきました。
なので『早く終わって欲しい』と思うのは当然のことなんですよね。
でももしお子さんが頑張って来たにもかかわらず少しずつ偏差値や成績が下がり始めたらどうしたらいいのでしょうか。
ここから上がるかどうかも気になりますよね?そのあたりのことをお話します。
中学受験の6年生の偏差値
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
偏差値はテストを受ける人によっても違いが出ます
進学塾に通っていても他で開催されている全国テストに参加した場合はいつもより低い偏差値がでてしまうのは、ごく普通のことです
偏差値はその塾が勉強してきたところをメインに出題されていることが多いので、その塾に通って勉強しているお子さんが圧倒的に有利になります。
数字の端数を細かくチェックして、できているかできていないかを見ると余計に不安になってしまうこともあります。
日能研偏差値 R-4
日能研では3か月に一度くらいR-4という偏差値の表がアップされます。これは
- 関東
- 中部
- 関西
などの地域に分かれているので、ご自宅のあるところの偏差値を見ればわかるようになっています。
ネットにもこういった偏差値に関しての記事も多く、困ったことに全部が同じ数字の偏差値ではありません
それを解消してくれるのが全国テストでの順位です
お子さんが希望している中学をおよそ10校エントリーできるようになっていて、その学校を受けると答えた子供の中で自分が何位にいるかということで合格確率がわかります。
また自分の住んでいる地域の学校ではない他の地域の学校も調べることができます。
そのため自宅から通える中学を希望していたとしても、実際にどのくらいの力があるのかを有名私立中学の名前を書くことで全国的な数値がわかります
中学受験の6年生の成績下がる時
6年生になり、さらに夏休みが明ける頃になるとお子さんの実力はほぼ一定になってくるので大幅な成績のブレもなくなってきます。
なので夏休み明けあたりから本格的に希望する中学に確実に行かれるかどうかを見極めてもいいかもしれません。
4年生からここまで来る間の勉強によって始めは普通の成績だった子がグングン力を付けて来てかなりの成績が出るような子供もいます。
我が子2人の受験を経験して思うのはそういった最後に向かってグイグイと成績が上がってくる勢いのある子がそのまま受験を突破していく印象があります
では自分の偏差値が落ちて行き、志望校の順位や成績が下がってしまうようになったら、どうしたらいいのでしょう。
おそらくその子も学力は確実についています
しかし残念ながら受験は人数で決まっているので自分よりも上位で定員となれば、いくら試験ができていても合格にはならないのです。
中学受験に向けて偏差値は上がるか?
では中学受験に向けてここから偏差値は上がるか?というのが気になるところですよね。
上がるかどうかは小学6年生のどの時期かによって異なってきます。
もし6年生の始め・1学期なら、できない部分を補習して着実に点が取れるように強化することができる時期なので成績が上がる可能性は十分にあります
ですが成績が落ち始めたのが2学期からなら、それも難しくなると思います。
そうなってくると、これはもうご家庭での判断になると思うのですが
- そのままの志望校で最後まで頑張る
- 違う道に行く
ということも考えた方がいいかもしれません。
まず本人自身がさらに勉強することが必須ですが、専門の先生に話をして聞いてみることも重要です
進学塾では、その学校を担当するような専門的に出題傾向を把握する先生がいます。
もしお子さんが苦手な部分がその中学で出題される傾向にあるということなら、それについて相談してみてはいかがでしょうか。
そしてもし最後まで志望校を落とさず頑張るなら、同じような偏差値で同じような学校を探して受験する必要があります。
挑戦することは本人にとって、ものすごく価値のあることですが不合格になってしまった時のことを考えておくことも不可欠です。
頑張る場合にも、違う中学にする場合にしても他の中学もいくつか受験するかと思います
第二希望の学校もそれほど変わらない素敵な学校とか、他にもあなたにあった中学があるなどさりげなく伝えておくのもいいかと思います。
もちろん本人の気持ちが最優先なのでそちらを一番に考えて、様子を見ながらということになります。
まとめ
例えばA中学とB中学があって、A中学の方が世間的にもいい学校という評判があるとします。
ですがB中学にやってくる上位の50人くらいはAとBを迷ってBにきたというお子さんがたくさんいます
なのでその後の頑張り次第でA中学にいった子供と将来同じ大学になるということも、よくあることです。
一番どうにもならない気持ちを抱えているのは子ども自身です。
親が不安な顔をすると子供も動揺します。
どちらの中学でもいいよというくらいの気構えで親はいたいものですね。
どうかあなたのお子様に良い結果が届きますように
(。-人-。)