日能研6年生後期の過ごし方 冬期講習は受ける?受けない?
外にでると空気が冷たく澄んだ冬がやってきました
小学6年生の子供を持つ親御さんにとっては10月あたりからなんとなく気持ちが落ち着かなく、毎日が何とも言えないドキドキした生活になるかもしれません。
中学受験は早い地域では1月から始まるところもあります。
これまで頑張ってきたことを精一杯・全力で出せるようにするには、どうやってすごせばいいのでしょう。
日能研6年生後期の過ごし方と冬期講習は受けるか受けないか、そのあたりをお話していきます。
日能研に通う6年生の後期
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
日能研の後期のカリキュラムは完全に志望学校ごとになり偏差値に近い学校を合わせて行います。
それはクラスを受け持つ先生が自分の担当する志望校を徹底的に分析して、その学校に行くための専門の先生になるからです
私立中学の入試では小学校で勉強したこと以外も当たり前に出題されますよね。
なので先生は、生徒が塾にやってくる前から生徒が帰った後まで
- 問題の分析
- 傾向と対策
のための作業に追われています。
志望学校のクラスを設置する指定の校舎はその私立中学がある最寄りの駅に近いところにある日能研に変更になります
その時のクラスはまず絶対大丈夫という塾側の判断がなければ入ることはできません。
幸い下の子はこれまで通っていた校舎のままでしたが、上の子は志望した私立中学が自宅からかなり距離があったので遠くの日能研に変更になりました。
そして毎年「〇〇中学に〇名合格」などと塾の成果がチラシに掲載されるように、その学校を受け持った先生もまた受験をする生徒と同じようなプレッシャーの中での戦いとなります。
なぜならその合格実績によって次に日能研に入ってくる生徒の数が左右されるので先生も鬼のような顔つきに変わりこれまでとは違う徹底的な指導になるからです
これまで生徒がここが苦手だと判断した部分などを何度も何度も繰り返し学習させます。
我が家の下の子は、学校でも先生との関わりを最小限にして目立たないようにしてきたタイプですが、それでも塾の先生が後期になって人が変わったようになったと驚いていました。
ですがここでもやはり問題になるのは算数なのです
教科に特化したカリキュラム
他の教科で補うことで合格圏内に入ることはできますが特に女の子は算数が苦手なお子さんがかなりいます。
算数に苦手意識がある子のために特別なカリキュラムになっているようなものなので難しくて引っかかりやすい問題はとにかく毎回やることになります。
そうすることで私立中学側が出題傾向を変えない限りは合格に近づくことができます
一方、自宅からかなり遠い塾をその指定校にされた上の子のクラスでは社会の問題が一般的な学校の問題とは違って、個性的な出題をする中学校として知られていました。
何が出題されるかわからないので他の教科で点が取れるように先生が生徒を頑張らせていました。
ただ日能研で『この学校を希望します』ということを進路調査で言って日能研からも大丈夫ですという旨の返事があれば当日のトラブルなどがない限りはほぼ間違いなく合格できると思います。
これは男の子の親御さんに多いケースですが日能研から『このあたりの中学を・・』と勧められてもどうしても諦めきれず灘中などの一番レベルの高い学校を望むことがあります
知名度や名声がダントツで1番のレベルの学校だから、そこに入学させたいという親御さんの気持ちはとてもよくわかります。
そういった場合でも日能研が『ではその学校にしましょう』とは言いません
塾側が難色を示すのはお子さんのトータルの成績が全く足りていないということではありません。
その1番レベルの高い私立中学の試験問題がどれだけ難しいか熟知しているためその生徒が問題を解けるかどうかの見通しがたっているのでそのような返答になっているようです
日能研6年生の冬期講習
冬期講習は3科目型のお子さんと4科目型のお子さんでも取る教科が違ってきます。
冬期講習は12日間あり1日4~5コマとなります
さすがに元旦と2日はお休みですが、気分的にはお正月ということを飛び越えてその先の目標につい目が行ってしまいますよね。
我が家でも「神頼み」という気持ちがとても大きくなり、塾が終った夕方から車に乗って家族全員で天満宮にお参りにいきました。
6年生の冬休みにはテキストもカリキュラムも終わっている時期なので、自分がなんとなく苦手だなあと感じる部分の補強をしていました。
塾の冬期講習の内容は、ひたすら過去問の時間です
我が家の地域では女の子は4教科です
家にいる時も、塾にいる時も最後に詰め込むという感じで社会を徹底的に覚える作業になりました。
年号もかなり細かく覚えなければなりませんが、小学生にとってまだまだ根本的に歴史の意味や流れなどもわからないままひたすら暗記に入っていました。更に風邪の予防として
- 電車をなるべく使わない
- マスクを必ずさせる
ということも冬期講習中は行っていました。
熱心な親御さんになると、夕方のお弁当を保温が効くお弁当箱に切り替えてスープなども持って来ているということもありました。
もちろんその時間帯に合わせて届けます
これは仕事を持っているお母さんにとっては時間的に無理なことですし、私もそれはできなかったので、朝自習室に行く時に2つのお弁当を持たせていました。
日能研の冬期講習 受ける?受けない?
ではその冬期講習は受ける方がいいのか?受けなくても大丈夫なのか?ということが気になるかもしれませんよね。
冬期講習は新しいことをする授業とは違って過去問などがメインになります
ですから自分でもしっかりと勉強が続けられると言うなら受けなくてもそれで大丈夫です。
ですが塾に行けば隣のお子さんが必死に勉強している姿などを見ることになります。
そういうことで自分自身のモチベーションが上がることがありますし自宅で勉強している時にわからないことがあったとしても塾に行けば質問もできるのでそういった意味では受けておく方がベターだと思います
まとめ
受験の年の春休み・夏休み・そして冬休みという長期の学校の休みも小6の年には、まったく関係のないこととなります。
特に家族のいる休日や父親の冬休みもすべて塾中心の生活となり送迎などで終わっていきます。
あとは、その日がやってくるという感覚です。
ゴールはもう目の前です。
あと少し頑張って!
(`・ω・´)ゞ
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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