私立中学受験科目は3教科か4教科か?関西の女子は?
私が子供の頃は一人っ子の方がめずらしい感じがありましたが、今では一人っ子はごく普通なのでこういうところにも少子化を感じたりします。
今では1人の女性が一生涯にもうける子供の平均値も1.4人との統計もあるように子供が1人になれば当然、与えられる教育資金も増えるわけです。
その結果として中学受験が普通の一般家庭においても特別なことではなくなっていきましたが子供を中学校に合格させるまでの課程にいろいろな悩みはつきものです。
多様化する私立中学の受験の科目は3教科か4教科か?関西の女子はどうするかなどについてお話します
私立中学の受験科目
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
我が家の下の子が中学受験をした頃、それまで男子校として有名だった中学校が名前を変えて共学の新しい学校に変わることが多くなってきました。
それまで男子校で有名だったはずの学校が共学に変わる、そういったことが起こると制服から何から何まで全て今までとは変わる場合が多く、生き残りをかける私立中学側も中学受験に工夫するようになりました
例えば以前は受験の日には試験が午前中で終わり、午後は家で次の中学校の受験勉強をするというのが普通でした。今は試験日でも学校同士が重ならないように
- 午前に始まる学校
- 午後に始まる学校
とあり1日に2つの学校を受験することも可能になりました
さらに受験日も1日だけの1回きりの試験ではなく2日・3日と試験日が設けられているところもあります。
それは加速する少子化で子供の人数が集まらないことを懸念してのことと、ちょっとしたミスによって残念ながら上のレベルに不合格になってしまった子供を取り込むことでその私立中学の偏差値を上げていく狙いがあります
実際に試験日の多い中学には入学してくる生徒の学力にばらつきがでるため公立にはない特進コースや理系コースを設けているところが多くあります。また試験科目に関しても本来
- 国語
- 算数
- 理科
- 社会
となるわけですが男子の場合は3教科の
- 国語
- 算数
- 理科
となり女子は
- 3教科型
- 4教科型
の両方が存在していて、それは受験する学校によって違いがあります。
数日の受験を設定している中学によっては算数と国語の2教科だけということも最近ではめずらしくはありません。
中学受験は3教科か4教科か
日能研に通い始めて4年生・5年生のうちは4教科全部の勉強をひと通りします
そこで全国テストがあるので自分がどのくらいの成績でどのくらいのレベルの中学に行かれそうなのかがわかります。
そして塾ではまず最初は4教科に対応できるように勉強のカリキュラムを作っているので6年生の最終的に学校を決めるまでは4教科の勉強をします
大学付属の中高一貫校も3教科4教科はその学校次第なので例えば我が家の上の子のようにエスカレーター式の学校を受験する場合にも4教科全部が必要になる場合もあるし同じようなエスカレーター式の中学でも3教科のところもあります。
そしてあるか・ないか分かれる社会ですが今の小学校の教科書を見ても驚くように6年生の社会という教科はかなり難しくなっています
受験科目に社会が入っていれば特に歴史など中学生で勉強するほどの内容を覚えることになるのはもちろんです。
でももし受験科目に社会が入ってなかったとしても塾で先に勉強しておくことで、中学に行ってからも日本史の授業の橋渡しにもなって有利になるのでそのあとの社会の勉強に必ず役立ちます
受験勉強を他のお子さんよりも遅くからスタートしたなどの理由で、時間に間に合わないということならそのまま3教科型で受験する方が良いと思いますが女子の場合ほとんどの中学校で社会が入ります
そのため最終的に学校を決めるまではしっかりと社会も勉強しておくと、より多くの選択肢の中から中学校を選べることになりますよ。
私立中学受験 関西の女子は
東京に住んでいると、どのレベルに自分がいても選べるほど私立中学がありますがそれに比べると関西は若干少なくなってしまうのが現状です
ただし同じようなレベルの学校で迷うということは、まずありません。というのも一番上からまるで順番があるかのように
- 上位はこのあたり
- 中間はこのあたり
というようにほぼ決まってるからです。そして東京都のように東京に密集しているわけではなく
- 京都
- 大阪
- 兵庫
- 奈良
と住んでいるところから通える範囲で決めることが一般的には多いようです。
ですが兵庫県の灘中だけは特別で、東京の開成中の試験の先にあるので東京から受験しに来る人もいます。
そして灘中に合格すればそのまま通うお子さんもいます
関西圏で、かなりの学力があるのならまずは灘中ですが、ここは全国的にも知られるほどの難関中学なので出題される問題が解けるお子さんは、すでに特別といってもいいレベルです。続いて
- 甲陽学院
- 六甲
- 西大和
となります。そして女子は
- 京都の洛南
- 大阪の四天王寺
- 兵庫の神戸女学院
の3つです。洛南の女子はほとんど人数を取らないので女子がとてもガッツがあることで有名です。
女子の場合は自宅からの通学が大変だと安全面でも気になりますよね。
この3つの学校の偏差値は特進を持つ四天王寺が上に記載されてはいますがだいたい各学校の上位3割程は同じような進路になっています
また東京にはないまとめ方に関関同立という学校のグループがあります。こちらは
- 関西大学
- 関西学院
- 同志社
- 立命館
です。なので最初からもう受験は中学受験で終えて大学進学までしようと考えている親御さんはこの4つから選んで受験します。
まとめ
本当は受験のために勉強するのではなく、自分のために学習するのが勉強なんですよね。
それがいつの間にか相手との競争になり試験に受かるための勉強に変わってしまっています。
だけど中学受験を通して入学すると、そこからは試験に受かるための勉強ではなくその中学が力を特に入れている教科やスポーツなどの新しいやりがいが広がっていきます。
中学校で壁にぶつかることもあるだろうけど、そういった時にも『中学受験をあれだけ頑張れたのだから』という自分の心の自信になると思いますよ。
それほどまでに中学受験は大変だけれど息切れしないように走り抜けて下さいね
負けないで ほらそこに
ゴールは 近づいてる!
ガンバ━━━o(・`ω´・)○))━━━ レ!!!