日能研と浜学園の違い 偏差値や日能研に向いてる子は?
駅を歩いていると必ず目に入るのが塾や予備校などの看板です。
その中でも中学受験を対象としている塾はその看板に「○○中学に〇人合格!」などとその年に受かった人数を書いてあることがあります。
塾はいろんなタイプがあるので、どの塾が一番いいとは言えませんが特に関西で目立っている進学塾に日能研と浜学園があります。
今回は日能研と浜学園の違いと偏差値や日能研に向いてる子についてお話していきます。
日能研と浜学園の違い
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
日能研や浜学園という名前を聞いたことがあるかもしれませんが日能研も浜学園も中学受験に特化した大手の塾です
浜学園は4人の子供を東大に入学させた佐藤ママが子供たちを通わせていたことでも有名ですよね。
中学受験を念頭に塾に入る時に浜学園か日能研かで迷うことも多く浜学園を視野に入れているご家庭は、ほとんどが上位の学校を目指すために入ると言ってもいいと思います。
塾に入る際の入塾テストでさえも受かる子と落ちる子が出てしまうほどです。
我が家は日能研で過ごして来たので浜学園の中身を知るのは中学に入学してから他のお母様方の話からでした。
それでも圧倒的な課題の量や教室内でのピリピリした緊張感に驚くばかりでした。
浜学園は日能研に比べてとにかく勉強させます
そして最高峰を狙うためのクラスに入るとそこはもう異次元の世界で、子供ながらに特殊な問題などを普通に解けなければついていくことができないようになっています。
一番すごいと思ったことは、その最高峰に行かせたい親御さんの了承を得て普通の時間ではない夜中近くのミッドナイトクラスというものが存在することです。
夜がかなり遅くなるので親御さんが塾まで迎えにくることが絶対条件で子供たちはそれに参加します。
最初のうちは自分の子供を少しでも上のレベルの学校に行かせたいと思って浜学園に入塾させるご家庭もあります。
ですが塾の厳しい宿題や授業について行くことができずに辞めてしまうお子さんもまた多いようです
日能研と浜学園の偏差値
浜学園は一般的な人がイメージする中学受験のイメージをそのまま形にしたような塾です。
浜学園が目標としている中学は偏差値にするとおよそ55~65くらいの間にある私立中学です
もちろんその65は最高のレベルの中学で、のちの東大・京大に向かっていくようなお子さんばかりです
お子さんにもやる気があって『もしかしたら上位校を狙える偏差値にいるのでは』と考えるなら浜でやってみるのもいいかもしれません。
なんせ自分よりもはるかに勉強のできるお友達に囲まれて本人のやる気が出てくることもありますから
しかもそれぞれの難関中学の問題と傾向を完璧に網羅している塾ですからそこで実力が付けば合格に繋がることになります
ですが普通の私立中学を希望するのであれば浜まで行って頑張る必要はないと思います。
日能研でもしっかりとそのレベルの勉強ができていれば合格しますし、あまりに厳しいとその時点で挫折してしまい本末転倒になってしまうおそれもあるからです。
日能研に向いてる子
そんな浜学園で猛烈に勉強してきたお友達の親御さんは『浜は、子供に勉強させすぎなのよ』と笑って言っていましたが
- 勉強をするのが当たり前
- 苦にならない
- ついて行くことができる
ようなお子さんには浜学園が向いていますし、他の子に負けたくないという負けん気の強い子の方がより伸びると思います。
日能研は上位の私立中学を目指すために特化した塾ではありません。偏差値がそれほどではなくても
- 伝統がある
- 評判がいい
という私立中学校はたくさんあるので、そういったところを目指して日能研に入って来るお子さんもいます。
クラスに入ったからと言ってものすごく多い宿題に追われることもなく授業が遅くなり過ぎて次の日の学校に差し支えるということもありません。
そういった意味では最初は勉強する習慣をつけてから徐々に勉強量が増えていく方がやりやすい子は日能研に向いていると思います
日能研は小学校のような大規模なクラス編成なので上位のクラスから普通のクラスまで様々です。
我が家の下の子は、とにかく先生に指名されるのが苦手で授業中に質問をしたこともありません。
そこに座っているだけの目立たない子ですが授業についていかれないわけではないので、先生も気にしませんし結果としてテストができていればOKなのです。
そして晴れて中学に入学となったわけですが、その浜学園で鍛え抜かれたお子さんたちとも一緒になりました。
その時に感じたことですが浜学園から来たお子さんと日能研から来た子はどこか雰囲気が違いました
なんとなくゆったりとしているのが日能研から来た子供たちです
もちろん成績が劣るとか、そういうことではありません。
塾によってかなり個性が分かれるものでもあるようですが、6年間同じ学校で学ぶ間にその境目はなくなっていきました。
まとめ
塾を浜学園に決めたと聞くと内心では『すごい』と思っていました。
それは勉強の厳しさを知っているからというよりも、運動会や遠足で子供もクタクタで勉強に集中できない時期などにも問答無用で勉強が続いて行くからです。
そんな時にも集中力を切らさず子供を送り続けることができるかといわれれば、それは自信がないのが本音です。
勉強の量をこなせば成績は上がりますが、量ではなくポイントを押さえて勉強しても合格に繋がると思います。お子さんが
- コツコツと頑張るタイプ
- サクッと終わらせるタイプ
- 体力があるかないか
そのあたりを考慮して決めてみてはいかがでしょう
(`・ω・´)ゞ
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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