私立中学の部活の時間や費用と保護者会の話
中学生になると小学校の時にはなかったクラブ活動という新しい日課が始まります。
昔は誰もが部活と呼んで、どこかどんよりした厳しいものがありました。
ですが今の子供達は「クラブ」と呼び、かなりいろいろな活動のクラブがあります。
私立中学の部活ならではの時間や費用のかかり方と必ずある保護者会の話をしたいと思います。
私立中学の部活の時間
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
クラブ活動は学校によっても違ってきますが、中学生は義務教育の期間中ですから全国大会を学校の授業のある時に行われるということはありません。
ですがそうは言っても中高一貫校に入学したことで中学生も同じ種目の場合は合同で練習をすることがよくあります
そんな熱心なクラブの活動時間になると
- 朝練はもちろん
- お昼休みの時間にお昼を早く済ましてクラブの練習
- 放課後の本格的な練習
へと続いていきます。
これは『運動部の話でしょ?』と思っているお母さん、そうではないのです。例えば
- 放送部
- 吹奏楽部
などは全国コンクールがありますから、同じような時間帯で練習することになります。
私立中学ならではの設備
もしサッカー部と野球部が一緒に練習をするとしたら、きっと練習する場所が十分に取れないのでは?と思ってしまいますよね。
でも、そこが私立なのです
野球部は野球のできる本格的な練習場がありますし、サッカーももちろん全面が人工芝のフィールドがあるところがほとんどです。
そんな風にいいのか悪いのか設備が抜群に充実しているのが私立です。
なので練習場の関係でお休みになるということはありません
そして私立は公立の中学との試合よりも私立同士の練習試合が圧倒的に多いので、週末はその学校へ専用バスや電車に乗って移動します。
私立中学のクラブ合宿
中学生が部活の合宿を行うというイメージは相当強い学校の話なんだろうという気がしませんか
ところがクラブの強さに関係なく当たり前のように夏休みには合宿があり、たまに春休みにも合宿が行われます。
中学生の合宿場所は学校が持っている合宿用の宿舎を使うことがほとんどです。
そして強いクラブになると地区大会、県大会、全国大会へと上がっていきます。
そうなるとその会場が主に東京か、その決勝戦の競技場になることが多くなります。
およそ5泊くらいの予定を組んで合宿に出かけて行きます。
私立中学の部活の費用
私立中学の部活にかかる備品などの費用は、かなり高くなります
まずジャージですが運動部は学校の授業以外の時間は、ほぼジャージといってもいいくらいジャージ姿のままで学校を歩いています。しかも夏にもなれば
- 朝練で1枚
- 昼錬で1枚
- 午後錬で2枚
と、とにかくそのジャージを全部揃えるのにも何万もかかり、Tシャツも洗濯が間に合わないほど必要になります。
スポーツシューズもボロボロになるので、それを買い替える必要もあります。
こういったスポーツに特化したウエアは、機能重視のために普通のものに比べてかなり高価なものとなります。
それでも洗い替えがないわけにもいかずに頻繁に大型のスポーツショップに立ち寄って買っていました
それ以外でも自分が率先して上手くなりたいと思う頑張り屋さんは、部活が終ってから個人レッスンにも通っていることもあります。
中学生のうちはまだまだ大学受験なども先の先になりますから、やりたいことをとことんするお子さんも大勢います。
では文化部ならお金がかからないんじゃないかと思うお母さんもいるかもしれませんね。
我が家の下の子は運動部には入らず文化部に入部しました。
それでも夏休みになれば合宿という名前で3泊ほどの研修が組まれます。
これは、いろいろな伝統文化を経験するというのが目的でお皿や布織物などを自分で作るという体験をしに合宿が行われたりもします。
私立中学の部活の保護者会
運動部に限らずクラブに入ると保護者会が行われます
- 少なくても一年に一回
- 多いクラブでは学期ごと
に保護者会が設けられます。
その時に幹事になるのは主に生徒本人が部長だったり、副部長だったりした時の親御さんになります。
そしてお昼の食事を兼ねて顧問の先生をお呼びして、そのシーズンの予定の説明があります。
上の子の時は向かいにホテルがありましたので、そこで会食がありました。
そういった場合の予算は大体3,000円ほどなので、とびきりすごい金額という訳ではありません。
また、その保護者会に出席するかしないかが特に問題になることはありません。
仕事をしている母親もいますし、私のように下の子がいてさらに遠距離になってしまうとなかなか出席できません。
LINEもきますので次の大会の日程などの連絡もわかるようになっています
上の子の場合は全国まで行くようなクラブでしたから、長期休みはなく土日もどこかに試合で遠征となり家にいることはありませんでした。
ですが子供のクラブが全国に行くような強豪校になってくると大変なのは、よりクラブに出費がかかるということです。
交通費もそうですが、育ちざかりなので食費がすごいことになります。
保護者会では試合の度に何人かが集まっておやつを差し入れします。人数が多いと
- ミスドのドーナツ100個
- 袋菓子
- ドリンク
など保護者1人当たり7~8千円を負担することも普通です。
部費をあらかじめ取っていますが学校からの予算では間に合わないので、合宿に行っている間にも差し入れとして子供からリクエストのあるドリンクや食べ物を宿泊先に送ったりもします。
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まとめ
私立中学の入学金や学費はホームページでもしっかりと記載されていますから、どれくらいの予算がかかるのかが予想できます。
ですがクラブとなると、どこまでお金が出るのかは入部してみないとわかりません。
そしてこの入部するまで見えないお金の方が、実は家計を圧迫する要因になりこともあります。
(;´Д`)