中学受験で遠方に行くということや県外入試について考えてみた
まだまだ一人では幼い気がして頼りなく見える我が子が、もし家から遠い学校に興味を持ち行ってみたいと言ったらどうしますか?
例えば3代目J Soul brothers (ご存じだとは思いますがEXILEのグループです)の岩田剛典さんは、自宅のある名古屋から東京の慶応高校に入学しています。
こういったケースは、おそらく地方出身者で学力が十分にあるものの自宅から通える範囲に自分に合った私立中学がない場合に起こります。
となるとその場所に行きそこで受験することになる訳ですが今回は、一般的に自宅から通える範囲で選ぶ私立中学ではなく、こういった中学受験で遠方に行くということや県外入試についてお話します。
中学受験で遠方に
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
中学受験で遠方に行くということは合格すれば当然ながら自宅を離れることになり自宅以外から学校に通う事になります
先ほどの岩田剛典さんの場合は、母親が一緒に上京し6年間一緒の生活を送っていたとトーク番組で語っていました。
ということは、母親も一緒に東京に引っ越しという形となりますよね。
そういうことができるのは岩田剛典さんが次男で下に兄弟がいないということがあげられます。
それでもこの話を聞いた時には『すごいなあ』と思ったものです。
いくら下に兄弟がいないとはいえ母親にも生活基盤があり、それを決断するのは生半可な気持ちではムリだと思うからです。
関西エリアでも全国から灘中にやってきます
灘中は学校の裏手に専用の寮がありそこに入ることになります。
食事もついていますし、長年寮を管理している人が毎年の新入学の学生に面倒をみてくれます。
ですから東京から逆に灘中に来ているという学生もいます。
中学受験の県外入試
中学受験の県外入試で地方から東京の難関私立を目指す場合、岩田剛典さんのように各地で試験会場を設ければ全国から受験に集まります
もちろんその難関私立中学に合格できる学力を養うことが大前提ですが受験手順としてしなくてはならないのが、前日までに東京入りしておくということですね。
2月は大学入試の季節でもあり高校生も大勢、地方から東京にでてくることが多くなります。
高校生も同じように新幹線とホテルを確保することになるので2月はかなり混雑してしまいます。
この時期は、みなさんが同じようにホテルを取りますから予約に遅れてしまうとホテルがないというトラブルが発生しかねません。
新幹線もビジネスマン、受験の親子と座席が一杯になってしまい大変なことになったという話は毎年よく聞きます。
地方ですから交通手段と宿泊施設が用意できないとお手上げになってしまいます
県外受験を決めたら新幹線やホテルの発売日をチェックして、なるべく早めに購入しておくことが大事になってきますね。
またホテルに前々泊をする場合、やはり外には出ずホテルに勉強道具を持ち込んでの受験勉強となります。
そうなりますとツインの部屋を取れば母親も常に一緒です。
神経質なお子さんはそれでなくても慣れないところでの勉強となりますし、ましてや母親がそばにいる状態です。
そのことで集中していつものように勉強ができない状態になることもあるようです。
それでわざわざシングルを2つ取る親子もいます。
私の知り合いはツインの部屋にしたのですが、なんとなく自分が部屋にいることで子供の気が散るんじゃないかと気にして、ずっと東京を歩いていたと言っていました。
土佐塾中学の県外入試
県外入試を地方の中学がわざわざ会場を設けてくれる場合もあります
その形態の1つには、中学を受験してもらうために東京や、名古屋、大阪などに1つのビルを借り切って受験日を設定する学校があります。
そして受験の日にちも本番の日にちよりも早くなっています。
我が家の場合は日能研の最後の合同説明会の時に「本番に慣れておくために練習として受けてみることをお勧めします」との言葉通りに二人とも受験しました。
学校は高知県にある土佐塾中学・高校です。
試験会場が大阪もあったので受験の時にその学校がある高知県まで行くことはありませんでした。
当然ながら合格しても、そこに自宅から通えるわけはありません。
その学校に入学する場合は寮が完備されているので学生がみんなで共同生活ということになります。
そして土佐塾中学は、基本的に全寮制で全国から募集した生徒によって学校が運営されています。
まとめ
大学生が1人暮らしというのは、よくある話ですし当たり前にしている人も多いですよね。
ただ中学生となると親元を離れるのは、かなり(というか、めちゃくちゃ)心配です!
まだ12~13歳の子です。
- ちゃんと学校に馴染んでいるか
- 食事は取れているか
- 勉強もしているか
- 本人は楽しくやっているのか
親としては、とにかく気になることばかりです。
それでも覚悟を決めて頑張って来るというお子さんなら、ここで手放してもなんとかなるのではないでしょうか。
実際にそうやって頑張ってきた先輩達がいるのですから、あとは本人次第ですね。
とはいえエールを送りつつも心配で寂しい親の気持ちもすごくわかります。
(´・ω・`)