中学受験のためのリビング学習が散らかる!いつまでする?
どうしたら子どもの成績があがるのだろうと考えた時に、ふっと目にする言葉があります。
それはリビング学習という言葉です。
言葉の通り子供部屋で勉強をさせるのではなく、親の目の届くリビングで学習するものです。
東大生など学力の高いお子さんがしていることもあって最近よく話題に上がるようになりましたよね。
リビング学習で偏差値の高い学校に入れた!というテレビの取材や著書などもありますから、実際にリビングで勉強している小学生は、ある程度の人数がいるようです。
今回は、中学受験のためのリビング学習で散らかる時や我が家ではいつまでしたかなど、そのあたりをお話していきます。
中学受験のリビング学習
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
日本の住宅事情は市街地に家があると多くの場合ほとんどがリビングがあり、一戸建てなら2階に子供部屋、マンションなら北側の部屋が子供部屋になっているのが一般的に多いのではないでしょうか。
どちらの場合でも1度子供が自分の部屋に入ってしまえば、何をしていてもわかりません
そこにゲームなどがあれば音を消して何時間でもゲームができてしまいます。
そして本当に勉強をしなくなれば、子供部屋はただ自分が帰ってからいる場所となり、机に向かうことはなくなってしまいます。
小学校に入学する時に、あんなに喜んだ学習机もそうなるとただの物置となり、しかもどこになにが入っているかさえ分からなくなって子どもながらにして汚部屋が完成してしまいます。
それでは中学受験をしようとする前に勉強をしない習慣が出来上がってしまいます
それを防ぐために小学生の頃はリビングで勉強させるという発想が広まり、そして実際に効果が出ているお子さんもいるのではないでしょうか。
リビング学習で散らかる
我が家で『リビング学習の効果があった?』と聞かれたら、答えは『半分、半分』といったところです
子供が2人なので上の子が小学校に入学した時に全く同じ机を同時に買い、勉強がしやすいようにそれぞれに同じ本棚も与えました。
最初のうちは、やはりとても喜びました。
でも結果として子ども部屋で勉強をしたかというと、それは微妙なところです。
我が家は小4までは、完全にリビング学習でした
ですがせっかくレイアウトした学習机までリビングに持ってくるのは、どうしても気がかりでした。
なぜなら学校帰りにそのまま家に友達を連れてくる時や、ママ友が来た時にリビングにバーンと机があると『ここのお宅はすごいガリ勉』と思われるような気がしたからです。
なので友達が来た時は子ども部屋で遊び、宿題などはリビングのテーブルにその教材だけを持って来て勉強するというスタイルを取りました。
リビングには学習机などを置かず、収納などは普段家庭の書類を入れておく本棚に文房具がある程度です。
我が家のリビングはよくある普通のリビングで、もちろん間接照明のようなおしゃれなものでもなく普通のシーリングライトです。
ですが1つだけ違う点があるとすると、ダイニングテーブルがやけに長いということでしょうか。
2m近くあるダイニングテーブルなので片側に帰って来た主人が食事をしていても勉強のスペースに問題はありません。
リビングで学習すると親の目が届くから良いという意見も多いようですが、母親がリビングにいるだけで(あれこれ言わなくても)子供には威圧感を感じるものです。
ですから特に何も言わなくても宿題をやって終わりという使い方でした。
ですが子どもが勉強したあとの周りは、とても汚いのが悩みでした。
鉛筆のこすれた黒いすすが机にひろがり、消しゴムのカスは大量に出るのでリビング学習の後の掃除は必須でした。
リビング学習はいつまで
いつまでリビング学習が続いたかですがさすがに塾に入るとリビング学習には無理が出てきました
大人はガマンできても下の子はテレビが見たいし、テレビがついていれば本人も観たいのでテレビに向いてしまう・・となると意味がありません。
高学年にもなると大人と同じように9時以降のドラマも普通に見る年頃になりますから、かえってリビング学習は誘惑も多くなりました。
さらに昨日まで使ったテキストがテーブルの端にどんどん積みあがっていき、最小限しか子供部屋に行かなくなり勉強も適当になっていったのです。
リビングで気が散る様子の子供にあきれて、最終的に勉強は自分の部屋でするように言いました。
塾のテキストをリビングに持ってきて勉強して、終わったら部屋に持って帰るということは、おそらくほとんどのお子さんには難しい事だと思います。
中学受験の勉強をリビングで行うことはそのところを割り切って全面的に子供のスケジュールに合わせるということが必要になってくるのではないでしょうか
まとめ
大学受験までずっとリビング学習を続けている人も、もちろんいますね。
そこには家庭の方針や住んでいる住宅事情もあるかもしれません。
ですが最終的に中学受験が近くなるくらいから、先生の猛烈なスイッチが入ります。
そうなると、どんなにのんびりしたお子さんでも必ず勉強しようという気持ちが生まれます。
勉強しようとする雰囲気がでてきたら、自分が一番勉強したい、落ち着く場所を自分自身で決めて自然にそれが定着していきますよ。
(`・ω・´)ゞ