中学受験の塾に行かない場合と行くメリットは?塾なし合格には?
中学受験だけではなく世の中の受験というものに挑戦しようとする時、ほとんどの人が通うようになるのが塾です。
ですが、通塾すると中学に入る前にすでに大金が飛んでいくのも事実です。
それならどうにかして家で勉強することはでないのだろうか?
それができれば・・と誰もが思うことです。
中学受験をするにあたって塾に行かない場合と行くメリットについて考えてみました。
塾なし合格するためにはなど、そのあたりをお話します。
中学受験の塾に行かない
これは私が実際に体験した話です。
私は二人の子供を公立中高一貫校に通わせている専業主婦です。
塾に行かないで自分で頑張って合格する・・こんな素晴らしいことがどのお子さんもできるのなら、おそらく学校以外の教育産業がここまで発達しないのではと思います。
それほどまでに中学受験=通塾することが一般的になっているのでしょう
どの駅に行っても塾の広告の看板をみないことはありませんよね。
なんとなくその広告を見ていると『うちも塾に行かせないといけないのではないだろうか?』と悩むことがあると思います。
でもそれと同時に思うことが『塾に行かせたら家計がどうなるんだろうか』ということです。
我が家は子供が2人いますから、3年間の塾代×2人分をトータルすれば外車1台が買える程になります
普通に生活をしていても塾の費用を捻出することになれば、これまで通りの生活ができなくなります
それだったら今のまま自宅で勉強しながら中学受験するという方法はないのか、と考えるのは当然のことです。
その方が母親の目も届きますし、家の中が塾中心の生活になることも避けることができます。
では塾へ行くことと比較しながら、自宅での勉強について続けてお話します。
中学受験の塾のメリット
中学受験をするほとんどの場合は、塾のカリキュラムが3年間で組まれています。
新・小4年生からの3年計画ということですね。
ですが中学に入学してから話を聞くと『2年間塾に行った』『1年間だけ塾に通った』というお子さんもいることを知ります。
- 父親の仕事の関係で転勤がある
- 中学受験はしないつもりだった
- スポーツなどを本人が辞めたくなかった
など理由はいろいろありますが、1年でも2年でも塾に通ったメリットは何なのでしょうか。
それは簡単に言えば自宅学習でどうすれば効率よく勉強ができ、合格できるのかがわからないということがあるからだと思います
- どのように勉強すれば合格できるか
- どの参考書を使うか
- どう教えるか
などを自宅で判断することも難しいですし、さらに模擬試験を受けていないと自分がどのあたりの成績で、どのあたりの中学が目指せるかということがわからないということです。
○○中学1本と決め打ちなら出題傾向も親が分析できるかもしれませんが、それが2校・3校となると対策を把握するだけでも大変な作業になってきます。
そういった意味では塾に入ってしまえば効率よく対策された勉強が進み、保護者が子供に勉強させるという形はなくなります
またテレビドラマにもなった下剋上受験にもありましたが、子供がわからない問題は塾に行かなければ親御さんに聞いてくることになります。
中学受験の問題は、はっきり言って特別に訓練されていないと問題が解けないほど難しいものです。
それを全部の教科で教えるということは父親や母親が毎日の仕事をしながらやって行くのは、なかなか大変だと思います。
この時期は子供も親がいろいろ言うことに反抗し始める時期なのでケンカになって『勉強するのはやめた』ということにもなりかねません。
とくに算数は、そのお子さんの偏差値が上がるともう全くといっていいほど難解になります。
そういった、ひねりにひねった問題を教えるプロが塾です。
その意味では算数1科目だけでも塾に行っていた方が中学の出題傾向もわかりますし、その年の傾向も把握することができます。
中学受験 塾なし合格には
では実際に塾なし合格するために自宅学習では無理なのか?という点です
これはいろいろな意味でとても難しく覚悟がいることです。
大事なことは、お子さん本人が受験までしっかりと自分から勉強に取り組むタイプなのかどうかにかかっていると思います。
頑張り屋さんでコツコツ型のお子さんなら、自宅でもしっかりと勉強することができるでしょう。
インターネットを使えば、かなりの情報が手に入るので分からないことなども投稿する形で質問もできますし、受験にでる問題なども解説も丁寧な動画などもあります。
この方法は大学受験で地方に住んでいる学生さんが予備校がないことから、自分流の勉強の仕方の1つとしても有名ですよね。
まだ小学生なのでパソコンの操作もそれほど上手ではないかもしれません。
そういう時に親御さんがわからない問題の検索や受験する中学の問題などを集めることができると思います。
その間は他の科目を勉強する日にしておいて、お子さんが学校に行っている間に調べてコピーをしておけばいいのではないでしょうか。
そして一般に公開されている模擬試験を受けることによって、自分の位置も把握することができます。
そこから志望校を考えていくということもできますし、志望校が決まれば過去問の傾向と対策を考えることもできます。
ですが何度も言うようになんとなく勉強しているというタイプのお子さんには、なかなか厳しい道のりです。
なによりもずっと続けていくための根気が、親御さんの方にのしかかりますので強い意志が必要になってきます
まとめ
私の友人の話ですが小・中・高校と一度も塾に通ったことがない人がいます。
自分で工夫して通信教育などを続けていたりして、私より高学歴です。
まだネットが普及する前の話ですが、その友人は小さい頃から真面目でコツコツ型です。
今はネットという強い味方があるので、わからないことでも何でも投稿するとかなり丁寧な回答が戻ってきます。
答えがわからなくて挫折してしまうということはほぼないと思いますが、問題は親子そろっての強い決意と持続ではないでしょうか。
自宅学習の規則正しい勉強を維持することが一番大変なことだと思いますが継続すれば効果は大きいと思いますよ。
頑張って!(`・ー・´)b