中学受験の5年生 国語・長文読解の偏差値アップのためには?
私の息子は低学年の頃から国語の教科が不得意でしたが4~5年生の頃からは、特に長文読解が苦手になっていました。
多分我が子だけではなく、多くのお子さんも伸び悩む単元ではないでしょうか。
今回は我が子から感じた伸びない理由をお伝えします
また中学受験の国語の長文読解で、偏差値アップのために家で実践した勉強法などについてお話します
中学受験の5年生の国語
これは私が実際に体験した話です。
私は二人の子供を公立中高一貫校に通わせている専業主婦です。
国語で出題される文章は学年が上がるごとに難しくなっていきますね
5年生にもなると文章が大人向けの内容になっていることさえあります。
ですから知らない言葉だらけで話の筋さえわからない!という状況は、親が想像する以上に多発しているのではないかと思います。
そんな中、宿題や授業で子どもは問題を解く訓練をしますが、話の筋がわからないので当然ながら問題が解けないということがでてくるんです。
問題が解けないとき、子どもの取り組み方は大きく2つに分かれます
知らない言葉を覚えて、まずは話の筋をわかるようにするという方法
話の筋がわからないまま、むりやり問題を解こうとするという方法
子どもは面倒なことを嫌がるのでたいていは2つ目の方法に飛びつきます
例えば大人でも、小説などを読んでいて知らない・分からない単語が出て来ても、前後の雰囲気から推察して読み進めて行ってしまうことってありませんか?
小説なら構いませんが子どもが取り組んでいるのは中学受験の問題ですから、日頃からこの方法で頑張ってしまうと、おかしな勉強方法がクセになってしまうのです。
間違った勉強方法がクセになっていた息子を見て『これは伸びないわ』とさらに思ったのは長文問題を与えると、次のような取り組み方をしたからです。
まず記号問題の答えは雰囲気で選びます。
適当でも当たることがあるので、国語の苦手な子ほど考えないクセがつきます。
次に書きぬき問題ですが、よくわからないけど何だかそれっぽい言葉を探して適当に解答欄をうめていきます。
これも当たることがあるので、回数を重ねるほど国語の苦手な我が子は味をしめました。
それ以外の問題はわからないので空欄にしたり、なんとなく答えを書いて終わりなのです。
私から見るとあてずっぽうで答えを書いているので、当たれば目を見張るような点数だけど、外れれば目の前が真っ暗になるような点数でした。
当の子ども本人は頑張っているつもりなのですが、努力の方向が間違っているのでこのような勉強では全く力がつきません。
間違った勉強方法がクセとして定着しているので、残念な勉強時間でしかなかったのです。
これでも本人はまじめに勉強しているつもりなので『こんなにも苦しみに耐えて頑張ってるのに、全然できるようにならないからもう国語なんか大嫌い』と当時の息子は感じていたと思います。
中学受験 国語の長文読解
国語のテストで点数の大部分をしめる大切な単元は長文読解ですが、多くのお子さんが上手に勉強できず伸び悩んでいるのも事実です。
一方で、コツコツと勉強してグッと成績を伸ばしていくお子さんもちゃんといます。
苦手でも、センスがなくてもちゃんと勉強すれば点を取れるものなのです
差を生むのはやはり勉強方法です。
伸び悩むことが多いのは、問題集の問題を解くことにばかり夢中になる子です。
ではなぜ問題を解いているだけでは成績が上がらないのでしょうか。
5年生になると文章が難しくなっているということは先ほどお話しましたが、物語文は子ども向けの物語だけでなく一般向けの小説が増えてきます。
説明文にいたっては、大人でも敬遠しそうなお堅い新書が選ばれることさえあります。
するとどんな事態が起きるでしょうか。
例えば以下のような文章があったとします。
なんだか簡単そうな問題ですが、息子はできませんでした。
なぜできなかったのでしょうか?
それは北米=北アメリカのことだとわからないからです。
『アメリカを漢字で書くと亜米利加になるよ。だから米っていう漢字にはアメリカって意味もあるんだよ』と教えると『知らなかった!』と言いました。
そういう子には、問題の解き方を教える前に言葉の意味を教えなければいけません。
中学受験 国語の偏差値アップは
偏差値は模試などのテストの点数から算出しますから、どうしても問題に正解するということに意識がいきます。
でも間違った勉強方法でいくら問題に取り組んでもできるようにはならないのです。
長文読解と聞くと読解力という言葉が浮かぶかもしれませんが世の中には言葉がわからないから解けないという息子のような子どもが本当に多いです
国語が苦手な子どもは、考えるだけではなくまず調べる・覚えるということを大切にする必要があります。
読解問題をやっているとき、ただ問題を解いて終わりにしていませんか?
知らない言葉が出てきたらまず辞書で調べる作業をする、ということは1人でもできます。
国語辞典の使い方は小学3年生の勉強で習うことですから、できなければならないのです。
- 知らない言葉を調べる
- 意味を理解する
- その言葉を覚える
という良いクセがつくと自然に言葉に強くなり文章の筋が分かるようになってきます。
問題集の長文読解に取り組むとき、ただ問題を解いているだけのお子さんと、賢くなるために言葉を調べようというお子さんでは、毎日の積み重ねで大きな差がつきます。
なぜなら言葉は文章が変わっても何度も登場するからです
言葉に強ければ、文章が変わっても通用します。
言葉に弱ければ、どんな文章でもつまづきます。
つまずくと
- 問題の指示がわからない
- 選択肢の文が意味わからない
といったことさえ起きます。
毎回のテストで偏差値を左右する、とても重要なポイントです。
まとめ
子どもが長文読解の問題でつまづいているときには、わからない言葉があるのにほったらかしにしていないかということを気にかけてみてください。
毎日の勉強を通して差がつくポイントの一つですよ
頑張って(o'∀'人)ネ♪
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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