日能研4年生のカリテが悪い 中学受験の勉強が不安
小学校の4年生は、中学受験することを決めて塾に通い始めるお子さんが増える時期にあたります。
みんながみんな中学受験するわけではありませんが、首都圏・中部・関西においては実に7割のお子さんが、とりあえずは塾へ入るともいわれています。
しかも私立受験を主とする学習塾においては、入塾テストという、その塾に入るための最初の試験を受けることになりますね。
そして一度塾へ入れば、これでもかというくらいのテストが行われます。
そんなテストで期待したような成績が戻って来ない時、まだ小学4年生とはいえ親御さんからしてみれば不安な気持ちになるのはよくわかります。
今回は、日能研4年生のカリテが悪い時にこれから先の中学受験の勉強が不安なことについて体験談からお話します。
日能研4年生のカリテ
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
日能研のカリテとはカリキュラムテストといって、普段の学習がしっかりと身についているかどうかを確認する名目で行われます。日能研では
- 4年生は隔週
- 5年生からは毎週土曜日
にカリテと全国テストが行われます。
ですから一週間に国語・算数・理科・社会と4科目を勉強し、そして土曜日にテストとなり一週間の5日は勉強の日々が続いて行きます
そしてその成績次第で月曜日からのクラスの中の自分の席が変動します。
全国テストにおいては、その名の通り日本全国の日能研に通うすべてのお子さんがテストを受け、その成績が戻ってきます。
その時にできていなかったところの説明などが記載された用紙もありますが、その紙とは別に全国の上位600人(これはその年の子供の数によっても違います)が書かれた冊子を持って帰ってきます。
そのプリントの正面には、全国の中でも特に成績が良かった15〜20程のお子さんの名前が載っています
そして1番になっている人は表彰され、残りのお子さんはカタカナ表記で名前が上がります。
これは全国テストなので、どの地域にいても我が子の成績を地域に関係なく見ることができます。
なので全国テストは、より正確にお子さんが今いる場所を把握することが可能になります。
自分の名前がカタカナ表記されるくらいになると、その地域で一番上の中学に入学していかれるお子さんがほとんどです。
日能研のカリテが悪い
全国テストは別にしてもカリテが思ったほど良くなく、成績が上がってこない場合は親としても心配になりますよね
日能研だけではなく、サピックスや他の塾も4年生から中学受験への本格的な準備が始まります。
それは小学4年生という学年が、小学校においての本格的な勉強らしい勉強に変わる転換期になるためです。
たとえば速度や割合など、いわゆる割り算を使う難しい問題の基礎になる問題のほとんどを4年生で学習します。
もし塾のテストの成績が上がらない場合には、そのあたりのつまずきがあるのかもしれません。
小4というのはその後の道が変わってしまうくらい大事な学年なんですね
できるお子さんは、そういった問題を学校の勉強だけでも簡単に通り抜けますが、基本がわからない場合その先にいくら勉強を積み重ねても混乱し、苦手部分が深まるだけになってしまいます。
『ここがわからない』と教えてくれるお子さんならいいのですが、そうでないならカリテなどで、どこがわからないのかを親御さんが気付いてあげる必要があると思います。
最初は、お父さんやお母さんに勉強を見られることを恥ずかしがるかもしれません。
特にお母さんには『怒られるのでは・・』という気持ちが先になって、隠そうとするかもしれません。
でもおそらくお子さん本人も心の中では『自分は頑張っているのにどうして成績があがらないのだろう』と悩みながら過ごしているのではないかと思います。
それが長期にわたると5年生の頃に結局塾を辞めると言い出すこともあり得ます。
でもまだ4年生のうちなら巻き返すことは十分可能です
その時には、思い切ってかなりやさしい問題からやり直して基礎を固めることも重要です。
場合によっては日能研のテキストではなく、小学校の教科書です。
必ずその中に苦手な部分がありますので見つけ出して克服できる手伝いをしてあげてほしいと思います
中学受験する4年生の勉強
日能研は規模が大きく、分母の数が多いため数値的にはかなり正確だと思いますがこの中には特別賢いお子さんがたくさん入っています
そのお子さんたちが上位にいるため、見た感じで『我が子の成績があまり良くないのでは』と不安になることもあります。
また、カリテなどで悪い点が続いたりすると『中学受験する4年生の勉強はこれで大丈夫なのか?』と親として思う時もあると思います。
我が家の場合も2人とも入った頃は『大丈夫なの?』とこっちが気になるほどボーっとした感じでした
それが2人とも勉強するスイッチが入ったのは、5年生の終わり頃でした。
なので4年生ではまだ成績で判断する必要はないと思います
特に男の子は、6年生くらいからでも一気に伸びることがありますし、コツコツ頑張る女の子の結果が6年生になって現れることも、よくあることです。
ですから4年生で大事なことはテストの順位ではなく、4年生のカリキュラムが完全にできるようにすることです。
少々言葉が悪いかもしれませんが、私も『まあこんな感じかな』と思いながら過ごしていたところもありました。
小4の勉強がわかっていた証拠に、5年生になって成績が一気に上がるという時期もありましたよ。
まとめ
せっかく高いお金をだして塾に行っているのだから、本当はすごく成績が良くなって欲しいと、どの親御さんも思うのは当然ですよね。
ですが子供が塾に行きだしたからといって急に上昇気流に乗ることは、なかなかありません。
ただ一気に伸びるタイミングを作るのは4年生での勉強です。
4年生での勉強が完全にできていれば、その積み重ねとして難しい問題が解けるようになります。
逆に土台がしっかりとできていないと、その伸び率が低くなってしまうものです。
伸び代ですね!
ヽ(`・ω´・)θ☆シュート ≡〇 ┏┓
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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