私立中学校の学費は一括支払い?それ以外にかかるものは?教科書代は?
私立中学に合格し自宅に中学の制服や他の備品がやってくると、いよいよと気分も高まり、あとは入学式を待つのみになります。
ですがその反面、塾で3年間の塾代をきっちりと出し切った後さらに中学への学費などを支払うと、もう春までにいくらお金が出ていくのかわからないほどです。
今回は気になる私立中学校の学費は一括支払いなのか?や学費以外にかかるもの・教科書代などについてお話します。
私立中学の学費は一括?
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
中学受験が終わり合格すると、その後に
- 受験時の成績(入っているところとないところがあります)
- 学校の資料
- 振込用紙
などが同封されて届きます。
最近では振込から全てがネットバンキングで済んでしまうことが多いのですが、最初の入学金と学費に関しては受験料を支払う時と同じく、その振込用紙の控えが必要になるので銀行の窓口に出向く必要があります
銀行の窓口で振り込みを行う、ということは時間も振込手数料もかかります。
(。-`ω-)
学校側が振込手数料も出してくれているところもありますが、ほとんどが自分側で負担します。
最初の入学金は一括で支払うところがほとんどです
そして授業料は半期に分けて請求される場合が多いのですが
- 1年分一括
- 2度に分ける
- 学期ごとに分ける
というパターンもありますし、申し出により月額納入できる場合もあります。
1回目は入学金があることで引落しになっていない学校が多いのですが、そこから先は自動的に指定された銀行の引き落としになります。
おおよそですが私立中学に入学して1年間にかかる学費はおよそ100~120万円になります。
これが高校3年生まで6年間続くと想定しておいてください。
覚悟していたとはいえ、かなりの金額になるので『私立中学なんだな』とあらためて実感するかもしれません。
私立中学校の学費以外
ほとんどの私立中学において学費とは別にかかるものというと修学旅行の積立金になります。
これは学校によって国内・海外とわかれますから、その積立金の金額も変わってきます。
またクラブの活動などで合宿に行ったり、揃いのウエアを買うなどの時には、子供にその金額を持ってこさせるようなことはしないようになっています。
たとえば茶道や華道のお菓子やお茶・お花代なども生徒に直接持って学校に来ないようにし、引落しになります。
こういったものはやはりかなり高額になりますから、学校側としても一括してしまったほうがより安全だと考えているからではないでしょうか。
なので学校案内に書かれている授業料以外にクラブの合宿費などで別途引落がある場合は、プリントで連絡がきます。
私立中学の教科書代
私立中学で独自に使う教科書やテキストは別途お金がかかります
そしてその教科書代など、学校で使う物は学期ごとの学費に含まれます
公立中学で使われる教科書も同時に配布されますが、中学校は義務教育期間中ですから、こちらの教科書に関しては無償です。
私立中学では、この公立で使う教科書と学校独自で使うテキストの2通りの中学の教科書を持つということになります。
公立中学校よりも副読本などを使うことが多いのでその分の書籍代は必要になってくるという訳なんですね
中学校は義務教育の範囲内なので、全中学生に指定されている教科書が配られるのですが、その教科書に沿って勉強が進んで行くかというと、必ずしもそうではなく私立中学独自の学習で進んでいきます。
指定されている教科書からは始めずに、その学校が選んだテキストを使って授業を進めたり毎回先生が作ったプリントを使って授業をしていきます。
それは学校のレベルによってその難易度は違ってきます。
そのため配られた正規の教科書は、最初のうちは持って行くだけという状況になります。
私立中学は各生徒のロッカーがありますから、使わない教科書を使うまで入れておくとくことも学校によっては可能になります。
特に違いがでるのが英語の授業です
中高一貫校では、どこの学校も英語教育に力を入れています。
どの中学のパンフレットを見ても『特に英語に特化して頑張らせますよ』という宣伝文句を多くみますよね。
- 外国人のネイティブな先生
- 英語の授業は少人数制
で授業をすすめるなど積極的に英語に触れる機会を作ろうとします。
センター試験があと1回で終わり、2020年度の大学入学共通テストの始まりに向かっている最中です。
これからは英検やTOEICなどのスコアも大学受験の内申書に記載されるようになるわけですから、こういった取り組みはセンター終了後に大学入試を控えるお子さんたちにとても有効になってきます。
中高一貫校の高校の入学金
中高一貫校でも高校の入学金がかかります
中学を卒業して次に同じ敷地にある高校の校舎に変わるだけなのですが、高校に行くための入学金というものがまた同じく必要になります。
上の子の通っている学校は高校から入学してくるお子さんたちもいるので、新しい雰囲気で高校生になった気分で通うことになります。
ですが下の子が通っている中学は、高校から生徒は募集していません。
それでも高校に進学するのに入学金はかかります
まとめ
私立中学校の入学金は一括で支払いますが、その後の学費は一括で支払うところや2期・3期・月ごとなどに分けて支払うことがほとんどです。
学費以外にかかるものと言えば修学旅行の積み立てやクラブにかかる費用・テキスト代などが一般的です。
教科書自体は中学校が義務教育の範囲内のため無償で配られますが、公立中学校よりも独自のテキストなどを使うことが多いためその分の書籍費用は必要になります。
私立中学での教育は民間で学校を経営している訳ですから、その学校独自の学校の勉強法を取り入れた教育が主になります。
また高校進学の際にも入学金はかかってきますので、それも頭に入れておかなくてはいけないですね。
(`・ω・´)ゞ