中学受験に向けて低学年からの有利な習い事と教材は?
私の子供が普通に公立の小学校へ入学した後、中学受験の塾が始まる4年生までの間、習い事をまったく1つもしていないというご家庭は少なかった記憶があります。
小学校の低学年の習い事では公文やそろばんの他に、女の子ならピアノや水泳、男の子ならサッカーなどに通うお子さんが多かったと思います。
最近では小学校の教科として英語が入っていますし、中学入試や大学入学共通テストなどの将来を見越して英会話を意識して習わせている親御さんも多いですね。
今回は、中学受験に向けて低学年からの有利な習い事と教材などについてお話します。
中学受験に向けた低学年の習い事
私は二人の子供を公立中高一貫校に通わせている専業主婦です。
まず最初に、我が家の子供達が通っていた幼稚園当時にどんな習い事をお友達が通っていたのかをあげてみますね。
- ピアノ
- バレエ
- 日舞
- 水泳
- 空手
- ダンス
- サッカー
- 英会話
- 右脳開発系の教室
とこんな感じですが、その習い事を1つだけやっているというお子さんはいませんでした。
ほとんどのお子さんが複数の習い事を掛け持ちしている状態で、この中にある習い事の内容によっては一週間に1回ではなく2~3回通っているものがありました。
もう幼稚園の時点から習い事に行く、という午後のサイクルが子供には出来上がっていたのです。
そして小学校へ上がる時には続けられるものかどうかを考えながら分けて、できるものはそのまま低学年でも続けて行きました。
先ほど挙げた習い事の中に右脳開発系の教室というものがあります。
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、これは七田式といって七田チャイルドアカデミーという名前で開かれている幼児を対象にしたいわゆる学習の手前の勉強が得意になるよう訓練するところです
ここの教室は、幼稚園よりもっと小さなお子さんの頃から通わせている親御さんもいます。
実際に何をするかというと、本当に簡単な同じ動物を集めるとか、リンゴとみかんを分けるという簡単なものから始まり、右脳を鍛えるという名目で右脳を使って考える問題をするようになります。
偶然なのか、それとも効果が出るからなのか、私が知っている限りですが確かにお子さんは将来的に偏差値の高い中学に合格して進学しています
中学受験に有利な習い事
中学受験に有利な習い事として新たに
- 公文
- そろばん
- 英語
などを始めるご家庭もあります。
そろばんや公文はどこまでも先が続き、公文などでは数学オリンピックに出場できるくらいの実力が付くお子さんもいます。
公文やそろばんに行って毎日勉強するという学習習慣を定着させることができれば、その後の勉強にもかなり違いがでてきます
勉強は毎日ずっと続いて行くもの、ということをここでしっかりと身に付けられるかで今後が大きく左右します。
それを続けることができるお子さんは、のちのち勉強の量が増えていっても乗り越えることができると思います。
また4年生から始まる本格的な中学受験の勉強の前に予科としての塾もあり、中学受験を目指して塾に1年生と同時に入るお子さんもいます。
もし低学年の早いうちから塾に通っているお子さんが近くにいると『我が家はどうしようか』と複雑な気持ちになり悩みますよね。
ただ、それまでしていた習い事をプツンとやめて『1年生になったから』といきなり勉強系の塾に移ることはかえって逆効果になる可能性もあります。
1年生から本格的な塾に入っていると、お子さん本人が本当に中学受験をしたいのか、という気持ちがわからないままで続いてしまう場合があるからです
中学受験の塾は小学生が通常3年間を使って勉強するわけですからその間に我慢することはたくさんでてきます
もしその状況で勉強するということは、大人でも大変なことですよね。
進学塾の多くが4年生からスタートするのは、どの塾でも同じなので、それまでは本人が好きな事や、スポーツなどをできるうちにやらせてあげるのもいいのではと思います。
ピアノや水泳など習い事は、塾に入るまでの間ずっと続けていると、その後、中学に入学してからも助かることが多くありますよ。
中学受験 低学年からの教材
もしそれでも『小学校だけでは何か足りない』と不安になるようであれば、家でする通信教育があります。
最初は一般的な進研ゼミから始めてみて、進研ゼミが簡単になってきたら上級編に進むこともできます
さらに日能研で出しているオリジナルの通信教育(難しいです)やZ会の通信教育(難しいです)もあります。
低学年は義務教育が始まったばかりで、この先もずっと勉強と付き合っていく出発地点という大事な時期なのでこの時に親御さんが毎日お子さんの様子をみてあげることで、つまずきに気が付きそれを早期になくすことができます
お子さんの得意な分野などもわかるようになるので、とてもいいコミュニケーションが取れると思いますよ。
また、大学入試センター試験があと1回で終わり、大学入学共通テストに変わることに伴って中学入試にも英語というものが1つの科目として登場してきています。
日本人にとって文法から全て違う英語は、学習が始まってすぐに嫌いになってしまう子供の多い科目です。
なかなか学校の授業としての英語を自然に受け入れて、英語が得意になるお子さんはそうはいないのではないでしょうか。
嫌いになってしまうと勉強することもイヤになりがちですが、そうなる前に時間のある低学年のうちに日々の家庭学習の中に少しずつ英語を取り入れてみてはどうでしょうか
英検の資格を持っていると中学受験の時に加算する私立中学校もたくさんありますよ。
上でもご紹介した、右脳を鍛えて天才を育てることで有名な七田式メソッドを取り入れた英語教材もあります。
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まとめ
中学受験が一般的になるほど、その傾向からその手前の予備の塾というものを多く見かけるようになりました。
これまで続けてきた習い事を急にやめて、進学塾の予科に通いだすと放課後も机に座らされることに理解ができないお子さんもいるかもしれません。
低学年のうちにできることは、難しい勉強よりもコツコツと毎日学習する習慣を定着させて忍耐力と集中力をつけることです。
この2つを鍛えていけば、4年生から始まる本格的な塾の勉強も続けていくことができるのではないでしょうか。
ガ ン o(`・ω・´)o バ !