中高一貫校中学の卒業式 中学校が私服の時は何を着る?親の服装は?
中高一貫校中学の卒業式は、その学校それぞれで全く違います。
高校からの受け入れがない学校でも従来通りの卒業式をしっかりとするところもありますが、例えば修了式を卒業式風に言葉を変えて行い、保護者も参列しないというところもあります。
中学校はどの学校へ通っていても義務教育の終わりですから、保護者の方もここまでが教育を受けさせなければならない部分です。
ここまでの義務は、親としての役割が達成されたということになります。
とは言っても高校に行かないお子さんはほとんどいませんし、まして中高一貫校ですから、これからも教育は続いて行きます。
今回は、中高一貫校中学の卒業式で中学校が私服の時は何を着るのか、親の服装はどうするのか、などそのあたりをお話していきます。
中高一貫校中学の卒業式
これは私の姉の家の場合の話です。
姉は子供を二人とも日能研に通わせ現在は私立中高一貫校に通わせています。
次は高校へ進学するといっても学校も友達も変わらないのが中高一貫中学です
学校によっては、先生方も中学部と高校部と全く違う組織になっているところもありますし、同じように先生もそのまま持ち上がっていく学校もあります
高校からの受け入れがない学校では、中学と高校を3年ずつと分けて配慮しているところよりも、クラブも合同で練習したりと6年間でとらえている学校が多く見受けられます。
そうなると卒業式もわざわざ区切りをつけるということも少なくなってきます。
それでも中学を卒業するのには変わりはありませんから、在校生を含めた生徒だけで卒業式を行うところがほとんどです。
そしてそういうスタイルの卒業式には保護者の出席はなく在校生が卒業生を見送る形をとります
高校から受け入れがある学校
中高一貫校といっても高校から受け入れがある学校では、中学生活が終った証として卒業式が行われます。
もちろん保護者も参列します。
なかには卒業式で本当に学校を離れていく生徒もいるので、若干のお別れがあります
その生徒たちは、主にクラブでの実績がある生徒が、いわゆるスポーツ推薦として他の学校へと旅立っていきます。
また残念ながら高校に進学できずに、他の学校に行くことになってしまった生徒さんたちもいます。
そして高校から受け入れる学校は、ほとんどの先生が高校へそのまま上がることはありません。
新しく入って来る生徒さん達もいるので、またあらたな気持ちで3年間が始まることになります
そんな高校から入学してくる生徒さんのために入学説明会もありますし、入学式もあります
中学校が私服の卒業式は
私服の中学校に通っている場合は、事前に当日の注意事項のようなプリントが配られます。そこには
- 着て来てはいけない服
- 女の子はリップでもなるべく色のついていない物
など保護者の方が不快に思わないような恰好を指定されます。
上の子の中学校では卒業式は袴で盛大に行われます
我が家では前もってはかまをレンタルで予約しておき、当日に着付けをしてもらいました。
どうしてほぼ全員が袴なのかというと、この地域では七五三のお祝いの時に十三まいりというものがあるのですが、そのときに着物を着るのが一般的なんです。なので
- 自前の着物を持っているお子さん
- 母親の持っている着物を着る生徒さん
が大勢いるのですね。
この地域の風情と伝統が、私立中学の卒業式に反映しているのかもしれません。
中学校の卒業式の親の服装
私立中学校の卒業式に一緒に参列する親の服装ですが入学式はブランドのスーツにバッグだったのに対し、ほとんどの親御さんが着物でやってきました
そしてこれもこの地域ならではだと思うのですが、かなりの人が自分で着付けができるようで、みなさん朝に自分で着てきたとのことでした。
その地域の文化によってのことだと思いますが、それにしてもあでやかでとてもきれいな式典になり卒業式が終わるとそのまま謝恩会に場所が移動します
クラスが多いと全体での謝恩会はなかなか場所の確保が難しいのですが、PTAの人達がホテルや人数の入るレストランを前もって予約してくれています。
そのまま移動するわけですが、女の子たちの袴姿は卒業式で終わりになり、学校で普段着に着替えて謝恩会に出席します。
親御さんたちは着物のままでの出席です。
そうやって楽しい一日を過ごし、春からは気持ちをあらたに高校生となります。
まとめ
卒業式は、子どもにとっても親にとっても達成感というよりも終わってしまう切なさがありますね。
ただ中高一貫中学は、持ち上がりで高校に入学するので特に大きな変わりがありません。
卒業式は保護者の参列があるかないかなど、その学校によって様々ですが高校への入学に関しては、ほとんどがそのまま新学期の最初の日のような様子で学校生活が始まっていきます。
学生たちも高校受験をしていないこともあり、どこか区切りのような行事がないので、ごく自然に校舎が変わる程度で学校になじんでいきます。